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【七十二候】季節と言葉たち〜水泉動(しみずあたたかをふくむ)

かつて暦として使われていた一年を五日ごと七十二に分ける七十二候。その名称は気候の変化や動植物の様子が短い文で表されています。
美しい言葉なので日本語を深く学ぶため、それをテーマに、名文や創作したエッセイを綴っています。

七十二候:第六十八候 「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」(1/10~1/14頃)

「水泉動」とは地中で凍った泉が動き始める頃で、五行思想で冬の季節を支配するとされる「水」の気に、春の兆しが胎動をはじめる、という意味となります。

テーマ「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」について

日にち過ぎてますけど書きそびれていたので(苦笑)
写真は冬の札幌のとある川が二つに分かれる中州のある場所。

まだまだ札幌は雪が厳しく実感はありませんが。
多分三月になると、暖かさを含むなんてもんじゃなく、アスファルトの上を川のように、周囲に積もれた雪が溶けた水が洪水のように流れて、ブーツの中まで染みて、足がびっちゃびちゃになります。
毎年の恒例行事です。

日本の古い文献などを読んだり、全国ニュースなどを見たりすると、北海道って本当は日本とは違う国であり、違う気候なのかなぁと感じます。
沖縄などの南の人たちも同じように感じるのかな?

北国の春はじわじわなるのではなく、
ずっとふゆーーーーーーーー!
いきなり暖かくなり雪溶ける。
でもまた寒くなり雪降る。
ふゆか?
またふゆなのか?
を数回繰り返して、ゴールデンウィーク少し前にいきなり初夏!
花一斉に咲く。
これが北海道というか札幌の春のイメージ。

花はとにかくゴールデンウィーク頃に一斉に咲くので、桃も梅も桜も一緒に咲いており、どれが梅?となります(笑)

まあ、ノルマというか、さかなくてはならない花があるとしたら、咲ける時期は少ないので季節感若干バグるのかな?と。

地中で凍った水に春の気が入る話だった(笑)

実際に凍っていたの?
ほんと?と思いますが(笑)
北海道はまだガッチガチに凍っており、暖かい春の気が入るのはあと一カ月くらい先になりそうです。
なんならこれからちょっと吹雪く日とかもありそうだし。

ああ、春が待ち遠しい!!

七十二候の説明

「二十四節気」は、立春や夏至などを含む、半月(15日)毎の季節の変化を示すもの。
古代中国で暦として発達してきました。
これをさらに約5日おきに分けて、気象の動きや動植物の変化を知らせるのが七十二候(しちじゅうにこう)です。
こちらも古代中国で作られましたが、二十四節気が古代のものがそのまま使われているのに対し、七十二候は日本での気候風土に合うように改定されました。

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