手の一部
ガラスの手。
私にとって、ガラスペンは手の一部だ。
長年に渡って愛用してきて、なかなかほかの筆記具を使う気にはなれない。
使うとしたら、ガラスペンでは書けない素材に書く時だけだ。
書斎には、ガラスペンのインク壺専用の棚がある。
まるで商品棚のようだ。
文字はもちろん、絵もガラスペンで描くので、非常に豊富な種類のインクを揃えている。
ガラスの手を動かし続ける。
それが私のライフワークだ。
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小牧幸助さんの個人企画「#シロクマ文芸部」参加作品です。
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