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PG-12【詳細版】前触れ――弾ける目――

PG-12程度の怪談です。
血の話が苦手な方は、速やかに別のページへ移動されることをお勧め致します。

PG12(ピージーじゅうに) の意味
《PGはparental guidanceの略》映画鑑賞における年齢制限の区分の一。12歳未満の年少者には保護者の助言・指導が必要とする日本の映倫規定。ほかに、15歳以上が鑑賞できるR15+、18歳以上が鑑賞できるR18+などの規定がある。
goo国語辞書「PG12(ピージーじゅうに) の意味」より引用

※※これは、私の亡き母から、生前に聞かされた体験談です。
オーディオブック配信プラットフォーム「Writone(ライトーン)」で音声化されている作品を、より詳細に書き改めました。
怪談朗読者・みちくささんが、怪談を語る場やYouTubeでお使いになる前提で公開しました。


夜、部屋の灯りを消すと、時々、暗い空間の中に人の目だけが浮かんで見える。
誰の目なのかは、わからない。

しばらく浮かんで見えたあと、
ぱぁっ!
と、赤く弾(はじ)ける。

内側から爆発して、血が飛び散るように。

そんなことがあると、決まって、繋(つな)がりのある誰かが亡くなる。
でも、いつも、誰が亡くなるのかはわからない。

誰かが亡くなるたびに、あれはあの人の目だったのか……と気づく。


【Writone版】


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夕月 檸檬 (ゆづき れもん)
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