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歌う、唄う、謡う、謳うの違いが気になる。

ども、優月(@yuzuki000)です。

作詞活動をしていると、
「この表現を表すには、どの漢字を使ったら最適なのか?」
と悩む場面があります。
ニホンゴッテ、ムズカシイヨネ。

調べてみると、他にも悩む方がいるみたいなので、
色々な言葉の漢字表現の違いについて
私も含め、皆さんと学びたいと思います。

今回は「うたう」について。

辞書で調べると、こんな感じです。

【歌う/謡う/唄う/謳う(うたう)の意味】
1 音楽的な高低・調子などをつけて発声する。「歌を―・う」「ピアノに合わせて―・う」
2 (「詠う」とも書く)詩歌を作る。また、詩歌に節をつけて朗読する。「望郷の心を―・った詩」
3 鳥などがさえずる。鳴く。「花咲き鳥―・う」
4 (謳う)㋐多くの人々が褒めたたえる。謳歌する。「太平の世を―・う」㋑ある事を盛んに言いたてる。また、明記して主張する。「国民主権を―・った憲法」→謳 (うた) われる。
[補説]1で、謡曲をうたう場合は多く「謡う」と書く。                               【出典:デジタル大辞泉(小学館)】

はい、もう大体わかりましたね。さすが辞書。
…ですが、もう少し掘り下げてみましょう。

1.歌う

音程や詞をつけて「ラララ~♪」と声を出す、
音楽関連の一般的な「うたう」の漢字表記はこちらになります。
皆さんもまず最初に思い浮かべる漢字だと思います。
「うたう」で唯一の常用漢字にもなっていますよ。

2.唄う

こちらも意味は「歌う」と同じです。
ですが、こちらは日本古来から伝わる
大衆的な邦楽をうたう場合
に使うそうです。
具体的にあげると、長唄や小唄などです。

「歌う」は洋楽要素が強いですが
「唄う」は日本古来の邦楽をうたう場合に使うみたいですね。

3.謡う

この漢字表記は私自身、使ったことがありませんし
皆さんもあまり見かけないのではないでしょうか。

意味としては、「歌う」「唄う」と同じく
音楽的にうたう場合に使うのですが
こちらは日本古来からの文学的なもの
例えば謡曲や民謡をうたう場合に使うそうです。

「唄う」と何が違うのかというと
「謡う」を使う民謡は、基本的に楽器演奏がなく
うたう人の独特の発声と韻で構成されたもの
です。
対して長唄や小唄は、三味線などの楽器演奏にのせてうたいます。

4.謳う

こちらの「うたう」は上記の意味とは異なります。

①人を褒める場合
②文章や演説で強くアピールをする場合

人生を謳歌する、や
○○の効能を謳った商品
などでこの漢字を使われているのを見たことがあるかと思います。
音楽関連のうたうという意味では使わないので気をつけましょうね。


まとめ

歌う、唄う、謡う、謳う…ニホンゴッテ、ムズカシイヨネ。(2回目)

ですが、学習することで、より自分に合った表現方法ができると思います。
私も作詞や文章を書く上で、とても大事なことなので
今回、こうして勉強できて良かったなぁと思います。
「謳う」の使い方には、気をつけなければいけませんね。

こうした漢字表記の疑問は、他にもよくあるので
また皆さんと学べたらと思います。

よし、作詞頑張るぞー!

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