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「光る君へ」ファンミーティング(2):ドラマを支える、強く美しい女性たち
前回はこちら!
昨日、ご都合の悪くなった珠夜先生(根本さんと共に「光る君へ」の書道指導を担当)の代わりにと、根本知さんに「光る君へ」のファンミーティングにご招待いただいた。
こういう一瞬のために、私は常日頃出来る限り暇であることを心掛けている。
関係者ばかりが集う席で、私的最強名刺「大石静」を手に入れたが、「半裸のシーンを多めにお願いします」程度のことしか言わない自分に失望し、早々に売り込みモードを中止した。
このクラスの人々に、私の発言など邪魔なだけだ。
そして普通の観客モードに切り替え、後ろのお洒落なご婦人に「その眼鏡素敵ですねぇ。どこで買えるんですか」とか聞いていたら、それが冬野ユミ先生だった。
だって、写真と感じが違うんだもん!
公式写真ではポップなイメージの冬野先生は、グレーヘアのボブにパキッっとした赤い眼鏡、それらとの組み合わせでなければ濃いおばさまになってしまいそうな花柄のワンピース姿で、エレガントでありながら、純粋で繊細な内面がこぼれだす楚々とした花のようだった。なんて可憐で美しいんだ・・!その様に触れられただけでも、来て良かったと思った。
あそこにいるセクシーな男性は、タイトルバック映像の市耒健太郎さんだろう。いい男は、何故か遠くからでも向こうから目に飛び込んでくるから不思議だ。
次第に冷静に見られるようになった大石静先生は、気さくに隣の根本さんとお話されている。
「私年末から一日も休んでないのよ!スタッフはお休みあるのに!」
創作に追われることが日常の人特有の慌ただしい空気と、最終的にはいつも乗り越えられてきたという自信。気楽な佇まいの後ろに、この人を通じて世に出ようとする、美しくもおぞましい未創造物の亡者達が見えるようだった。
この人がこの世界では創造主なのだ。具現化する人間がいないと創造が完結しないという意味においても。
この記事を読んで、涙が出るほど感動した、内田ゆきチーフプロデューサーのお姿もお見かけした。内田さんはバタバタと、ご案内に走り回っていらした。きっと、その柔和な笑顔と話し方を武器に、男前な仕事をされる方なのだろう。男前な働きのすべては、見る人の感動のためにささげられている。
私の目に入った範囲では、穏やかな中に怖いほどの使命感を秘めた女性陣に支えられている現場、という印象だった。目に見えないところにその何倍ものスタッフが動いているのだろう。そうした現場の一端を目にしたようで、感動した。
隣でおしゃべりさせてもらった手元担当の藤井結花さんのインスタはこちら。
根本知さんとの連載、ひとうたの茶席も、よろしく。。