フランスの青年に日本語を教える
奈良駅で葛ぜんざいを食べてから、今日の宿、はる家ならまちへ。宿のこたつで、すっかり冷えた足を温める。古民家はエアコンがなかなか効かず、こたつにくるまって少し眠った。
まどろんでいると薄い壁の向こうから、チラッとフランス語が聞こえた。電話をしているようだ。この2年のフランス語勉強の成果は、誰かが話す外国語がフランス語だった時、それが分かるようになったことくらい。
化粧を直し土間に出ると、外国人の若い男性が、カップうどんとバターを塗ったパンと唐揚げという夕食を食べていた。どこ