B Dash Camp23Wは今そこに欲しい!が溢れてた。
先週、私はB Dash Campというイベントに「学生スカラーシップ枠」として参加しました。
所謂ゴリゴリの招待制ビジネスカンファレンスに学生30名が放り込まれるという異様な三日間のことを書きます。
私はこのスカラーシップ制度を共同で( B Dash Ventures、East Venturesと共に)起案したSkyland Ventures(以下SV)(ベンチャーキャピタル:以下VC)に所属しています。(学生インターンとして)
そのためセッション内容の感想というより、SVが行った試作はどうだったのか(自分褒めしていこ)他に印象的だった出来事等をつらつら書いていく内容になると思います。(セッションはめちゃくちゃ興味深かったので個別で聞いてください!)
タイトルにもしましたが、「今ここに欲しい!」が溢れた瞬間が印象的だなと感じました。なのでそんな感じの構文で目次を描いてみます。
B Dash Campってなんだ!スカラーってなんだ!
本題に入る前にそもそもどんなイベントやねんって話ですよね。
B Dash Campは上記の通りスタートアップやIT業界の最先端の人々が集まる1000人規模のビジネスカンファレンスです。
スタートアップ企業のピッチコンテストがあったり、著名な経営者の方の講演があったり(例えばYahoo!の代表の方やファイザーの方等、かなり幅広い方がいらっしゃった印象。)、朝昼夕食はとにかくネットワーキングタイムで名刺交換が続く。IVS等に類似されてます。
学生参加資格が欲しい!
B Dash Campは年に二回地方都市で開催され、今回は福岡での開催だったのですが、例年と大きく異なった1つの点が
通常完全招待制のところ、学生を30名(交通費も出して)参加可能にしたこと
です。
IVSは今年から1万人規模で一般参加も可能になりましたが、通常B Dashは招待制。しかも幹部層等めちゃ強い背景がある方に限定された会です。
ついでに福岡。金がない学生がおいそれといける場所じゃない。
そこに学生枠を作った。しかも交通費込みで。(上限は10万円でした)
発案者の一人であるSV代表の木下は「スタッフじゃない方法で参加する方法を作りたかった」と言っていました。
実際、こう言ったカンファレンスイベントに参加できる学生特権として「スタッフになる」という方法があります。(てか私も夏にスタッフしてました。ブログ読んでね。)
ただやっぱり、スタッフとして得られるものと、参加者として得られるものは大きく異なります。どっちがいい悪いではない前提ではありますが!
スタッフとして参加すると、会の裏側から支えたり協働する横の繋がりが強く得られます。参加者だと当然ですが会える起業家の人数もチャンスも多いし、みたいセッションをみられます。
こんなに単純な言葉で表すのは微妙かもですが、超単純にいうと私の中では狭く深いのがスタッフ、広く浅いのが参加者なのかなと思ってます。(浅い、狭いと表現していますがあんまりネガティブな意味ではないです。適切な言葉はなんなのだ、、)
じゃあ参加した学生がどんな世界にいたんねん。っていうことを下に記述します。
女性同士で繋がる機会が欲しい!
スタートアップ業界って、めっちゃ女性少ないんですよね。
B Dashと類似のイベント等に行っても男の人だらけなのはZARA。
慣れたものの、せっかくだし女性応援したくね?仲良くならね?
ということで、女性同士でビュッフェを食べるというイベントが勃発しました。
ビュッフェが豪華すぎて感動。
やっぱり「同性」というだけで一気に安心感が広がります。マジで。
みんなでキャッキャとB Dashの話をしたり推しのアイドルの話したり。
多分いくつになっても高校の学食的な雰囲気は取り戻せるんでしょうね多分。あの感覚です。
中でもいいなと思った瞬間なのですが、たまたまこちらのイベントに参加頂いていたさつきさんがピッチ大会で準優勝に輝いた瞬間。
普段仕事の話が中心だとなかなか趣味の話までいかなかったりするのですが、そこまで知れたからこその仲の縮まりがあったなと思います。
色々書きましたが、ビュッフェがとんでもなくおいしかったです!(そこ)
なんでも叫んでいい0次会が欲しい!
こういうカンファレンスイベントってなんとなく凄みがあって初見の自分みたいなチキン的には怖いんですよね正直。私この人達の中で対等でいられるの?すごい人たちの中でぼっちになって大丈夫そ?的な
なので
ピザパを開きました。
B Dash、みんなで行けば怖くない的なイメージで、事前にしっかり友達になろうという会。
会の途中にはシャウトという3分ピッチのようなものも行ったのですが、通常こういう事業の、、という規定がある中
「内容不問でなんでも叫べ!」
を掲げました。結果として
カオスが生まれました。でもそのカオスがあることで、「あ、私たちカオスの中心味わってる」的な安心感が生まれます。夏フェスに行った帰りの電車の参加者同士、なんとなくアットホームになりません?あれでした。
カメラマンがいて欲しい!
実はこのイベントの前日、おもむろに木下さんが
「明日のカメラマンいませんか…?」
という無理難d…アイデアを立案してくださりました。全社で死ぬほど探したけど全然見つからず
そもそも都内の会社が福岡のカメラマンとか無理だろと諦めムードが漂った中
支援先(寄付支援)のトビタテ!留学JAPANコミュニティの友人(この時点でお会いしたことはない)がつないでくれるというミラクル。
当日お願いしたにもかかわらず神ディレクションで撮影してくださったいよながさん、つないでくれたふるさくさん本当に本当にありがとうございます。(人に巡り会う運が良すぎ)
学生が泊まれる寮が欲しい!
あとは今回はスカラーシップに紐づいた試みとして期間中の学生寮を開催しました。(事前申請必須、飲酒厳禁、外部者は規定時間(1日目20時〜23時のサイドイベント時間)を除いて出入り厳禁、成人社員が常駐)
実際開催するにあたって難しさは多数感じているものの、よかったことはやっぱり学生間の交流でした。スカラーシップとしていきなり多人数の中に放り込まれるより、住環境を共にすることで安心感があったなと。
喋り疲れた時の憩いの場が欲しい!
こういうカンファレンスイベントって、めっちゃ人疲れしません?
あっちをみればセミナー、ドアを開けたら名刺交換、なんだかみんなギラってるし、ううう、、
という感情に寄り添い(?)会場の廊下にちょっとしたバーブースがありました。(ノバセルさんがアルコール、野村証券さんがノンアルで実施)
これが超良かった。本当に疲れている時のバーはほっとできたし、単純に名刺交換をするより話が弾む。たくさんいらっしゃってた社員の方ともお話しできるいい時間が共有できる空間でした。
色々疲れた時にエナドレが欲しい!
今だから言えることですが、私B Dash の三日目に疲労が限界すぎてフラッフラだったんです(風邪インフルコロナではなくて安心だったが)。そんな時に超助かったのがこちら
ウコンの力〜〜〜〜〜
正直二日酔いでもないし効くのかわからんしプラシーボ効果な可能性は全然あるけど、ウコンの力の配布は非常に助かりました。
短期で夜のイベントはお酒も含まれるので、内臓が弱い人的には重宝したのではないかな。。
なんでも叫んでいい2次会も欲しい!
B Dash Campは、かなりしっかりとした雰囲気で行われます
そんな中唯一フランクな公式イベントがナイトパーティー
やっとこ全てのイベントが終わりほっとしている中
「内容不問でなんでも叫べ!」(n度目)
ということで今村は出たがりなのでここでもあんまり中身のないピッチをして爪痕を残そうと試みていました。
意外なのはこの企画を立てていたのが住友不動産さん。結構しっかりした企業の印象が強い会社が、ひたすらネタに振り切ったピッチを全身全霊で盛り上げてくれる(まじで本気で盛り上げてくれた)という現象はいい意味で会社のイメージが変わった瞬間でした。
まとめ
・・と、ここまで色々乱雑にまとめてしまいました。ほぼ備忘録みたいな内容ですが、できる限り考えたことを最後に2点まとめようと思います。
1. 目の前の人を喜ばせる力の大きさ
B Dashをはじめとしたカンファレンスイベントはかなり沢山の人や企業が集っており、それぞれが自分の思惑のために動きます。
そんな中で(セッションを除き)印象に残った人や会社は、上記のように「これがあったら助かる」という人に寄り添った方々ばかりでした。(記載していない人、団体も含め)
その会社が扱う商材がなんであれ(証券会社、不動産、経理システムとまじで関係ない事も行っていたブースだったので)、結果その瞬間に一番欲しいものってなんだろう、を考えることが大切なのだなと。あたりまえだけど忘れがちなことを考えさせられました。
2.スカラーシップというコミュニティ
私は今回学生スカラーシップとして参加しましたが、結果的に得られた一つの大きなものは、スカラーシップ生同士の出会いだと考えます。
皆バックグラウンドや居住地が異なり、しかし何か大きな熱を持っている、このようなきっかけでないと混じり合わない人々でした。
私はこの関係性がいいものになった理由は、「VC(SV)と絡みたい、コミュニティを持ちたい」が主目的ではなかったことが大切なのではと考えます。
今回起こったちょっとした奇跡の話をします。
B DASHに行きたいとスカラーシップに申し込んでくれたとある学生A君と話していたところ、彼はアメリカの超名門大学からの留学生。日本語もペラペラでスタートアップに興味があってきたそうです。
英語のみでなく中国語も堪能で、特にアニメや日本文化に惹かれたわけでもなさそうな彼に、「なんでわざわざ日本に来たの?」と興味本位で聞いてみました。
彼は「中2の時に参加したサマーキャンプで出会ったスタートアップに憧れたんだ。GITAIって言うんだけど、、」
と話しました。耳を疑ったんです。GITAIはSkyland Venturesが2017年に投資をした会社だったから。
彼はSkyland Venturesが投資先だったことも、スカラーシップの主催だった事も気にせず、純粋にスタートアップイベントとして参加していました。だからこそこんな奇跡みたいなことが起こったんだと思います。
人間の行動には意図的なものと、意図していない感覚的なものがあると思います。私個人的には「コミュニティの形成」は後者の偶発生がかなり大事だと考えていて、それを成り立たせるには「意図的」の矛先を何か別のものにするべきと考えます。
例だと私はトビタテ!留学JAPANという「留学奨学金受給者のコミュニティ」に所属していますが、それこそ全く別の目的で、しかし意図を持って海外に旅立った人と同じ帰属意識を持った集団に属しています。(理系のゴリゴリエンジニアから、アフリカに移住した友人まで様々)
これは「留学生コミュニティ」という、人と一緒にいることが目的ではなかった集団だからこそのものだと思います。(前者の場合、前提「留学生の友達が欲しい」人の集団になり、集まる人の性質が別になると思います。)
今回のスカラーシップも、あくまで「B Dashに行きたい」という目的があり、参加者同士が争うことなく、しかし共通の目標を持っていたことがよかったんじゃないかなと考えています。
色々ながながと書いてしまいましたが!
総じてB Dash Campにスカラーシップとして行くことができてよかったです!運営してくださりましたB Dash Venturesの板垣さん、同じくスカラーシップを担当してくださりました East Venturesの平田さん、そしてSkylandVenturesの木下さん、ほかB Dash Camp運営の皆様、心からありがとうございました。
SVのよんくろうさんが作成したハイライトムービーで〆ます。めちゃくちゃスーパー動画を作った数日後にイスタンブールに飛び、もう帰国してWeb3アクセラをがっつり回してくれています。。すごすぎ
次は11月29日!IVS LAUNCH PADサイドイベントの忘年会だ!B Dash? Campで会ったみんな来てね!
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