広島平和記念式典を初めて観ました
1 観るきっかけとこれまで観なかった理由
前回の記事にも書きましたが、私は最近「人権」にとても興味をもっています。その「人権」が当たり前のように踏みにじられるのが「戦争」です。私は最近3本の戦争に関する映画を観たり、NHKなどが配信している戦争のドキュメンタリーを視聴しました。
そのため、「平和」ということにももちろん興味が湧きました。そこで、8月6日に行われた広島平和記念式典を観るに至ったのです。
なぜこれまで観なかったのか。
それは、無関心だったからです。
もちろん、8月6日に何が起きたのか、9日は?15日は?と聞かれると答えられます。でもそれは、ただの知識です。知っているだけで、「平和を追求する態度」にまでは至っていなかったのです。そのときの人々の生活や苦しみを知ろうとしたり、その言葉から平和な世界を築いていくヒントを得ようとする態度が、この年齢になるまで育っていなかったのです。
とてもお恥ずかしい次第です。
2 理解していなかった核兵器不拡散条約の現状
この条約も、私は歴史の学習で聞いたことがある程度です。
調べてみると、この条約には3本の柱があると分かりました。
この条約に批准している国・地域は2020年1月現在、191です。
この条約は、5年に1度、再検討委員会が行われます。
しかし、過去2回の委員会では、議長に最終文書(結論のようなもの)が採択されませんでした。
前回においては、ロシアの反対によってです。
この結果を受けて、一橋大学 秋山信将教授は次のように述べています。
3 まとめ
私は今回の平和記念式典の中継を観て、新たに知ることが多かったです。核軍縮どころか核軍拡に向かっていることや核兵器不拡散条約の柱などです。
平和記念式典は、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げる、というのが1つの目的だと思います。
もう一つは、「平和」についてゆっくり考える機会を作るというのも目的だと思います。
一人ひとりが真剣に考え、何か少しでも行動に移せば、1人の行動の結果は小さくても、多くの人が集まれば大きな結果につながります。為政者の心を動かすことだってできると思います。
色々と考えさせてもらえた平和記念式典でした。
4 参考資料
・ 外務省 核兵器不拡散条約について
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kaku/npt/index.html
・ 広島市市長 「平和宣言」全文
・ NHK国際ニュースナビ
・広島平和記念式典