ブラケットのネジを外すコツと試した色々
既存のロールスクリーンやブラインドを変えたい時、たまに?割と?言われるのが、
「ブラケットそのまま使えますかねぇ?」
というもの。
ブラケットとは取付金具。ロールスクリーンやブラインド本体を壁に取り付けるための部品です。
結論から言うと、メーカーが違うとブラケットは100%使えません。メーカーが同じ場合、仕様変更されてなければブラケットは使える場合もあります。が、メーカーとしては取り替えの際はブラケットごとの交換を推奨しています。
まあ妥当ですよね…ブラケットの強度の保証も永遠にはできませんし。
そんなわけでメーカーの言を私も今までそのまま伝えていたのですが、
「あーーーこれは交換したくないわ〜」
と思った経験をしたので、その顛末をご紹介したいと思います。
先日、自宅のロールスクリーンを交換しました。
ニチベイ製のロールスクリーンをタチカワブラインドに変えたので、当然ブラケットを外して交換しなければいけません。
本体を外してブラケットのみの状態にし、ブラケットのビスを外す作業にかかります。ブラケットは壁に付いているので、4センチ以上のビスで付けられているのは分かっています。本体に付属のビスは木枠取付用の短いビスなので、なるべく外したビスをそのまま使いたいところ。
しかし、ここからが長かった…
10年近く付いていたブラケットのビスを電動ドライバーの逆回転で外そうと試みたのですが、固着して回らないのです。
時々この手の作業を販売員にあれこれ聞いてくる人がいるのですが、こちら商品販売のプロなので大工作業のアドバイスはさっぱりです。
ここからネットで調べたり、色々試すハメに…
1.輪ゴムを噛ませてドライバーをまわす
回らないビスの対処法として真っ先に出てくる方法。
普通の輪ゴムを噛ませても回らない!と思ったら、平ゴムのような太いゴムが必要だったんですね。普通の輪ゴムじゃ歯がたたないわけだ。
2.ネジを熱して冷やす
熱膨張を利用した方法ですが、熱する方法がアイロンしかなかったのと、ブラケットが邪魔でなかなか直に当てられないため、これも効果なし…
この時点で自宅にあるものでは無理かも、と諦めて道具を購入する方向でホームセンターへ
3.ネジ滑り止め液
砂のような細かい粒子がドライベーの滑りを防止します。確かにこれは効果ありそうなじょりじょり具合…しかしそれでも滑るネジ穴の様子をみていい加減悟りました。
(これはネジ穴の溝が完全に潰れてるわー)
ネジ穴が潰れた状態をなめた、と言うらしいです。
4.ワニドラ
完全になめたネジ穴も回せるドライバーです。
なめたネジにドライバーを押し当てて、ハンマーで叩くと独自形状の先端が新たな溝を作り、しっかり噛ませてネジを回すことができるのです。
ここまでやってやっとネジが回りました…
外すのにかかった時間半日、取り付けにかかった時間は10分くらい。
そう、取り替えは取り付けるより外す方が圧倒的に難しい、と思い知らされた出来事でした。
まとめ.施工部のアドバイス
翌日、施工さんにブラケットのネジが外れなくてさぁと相談したところ、とっても的を射たアドバイスがもらえたのでここに。
電動ドライバーでネジを外すのに失敗する時は、まず押し込む力が足りません。意外に思われるかもしれませんが、外す時もしっかりドライバーをネジ穴に噛ませないといけないので、力で押し込んでからまわす必要があります。ネジに押し込めてさえいれば、押しても逆回転で自然に出てくるのです。逆にニ、三回ドライバーを回して出てこない時は、空回りでネジ穴なめかけているので、すぐに電動ドライバーは諦めた方がいいです。
最初から施工さんのアドバイスを聞いておけば良かった…初手で失敗してたんですね……
今までブラケットもできるだけ替えてくださいね、なんて軽く言ってすみません。でも!替えた方がいいのは事実なので、今度から重めにアドバイスしようと思います。
自信がない人は本当にプロにお任せした方が早いですよ!
つけたロールスクリーン自体は大満足です!模様替えの顛末はまた次回。