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食事を楽しむ ~食事事例編~
単純に食事の量が減ってきた人に対しては「普段と変わった方法で食事をする」とお伝えしました。
私が施設で経験した事例を書かせていただきます。
K様(男性)はアルツハイマー型認知症をもってる人です。
認知症がすすんでしまい、「美味しい」「痛い」「寒い」という発言はあるのですがまともなコミュニケーションが難しい方です。
ほぼ1日中寝ていることが多いです。
以前は1人で食べることはかろうじてできていたのですが9割以上食事介助しないと召し上がりません。
開口が悪く、食事の介助が少し難しいです。
私はこう思いました。
K様の好きな食事で外食してみたら変わった反応がでるのではないかと。
本人の情報収集しました。
K様の奥様がよくいくら(基本生物は食中毒の恐れあるから施設に持ってきてはだめです。なので内緒で捨ててます。)、鰻を持ってきてくれていました。
お寿司が好きではないかと考えつきました。
試しに行ってみようと思い、とある寿司屋さんに食べに行きました。
ネギトロ丼を注文し、K様に食事をすすめてみたところ自分で5口ほど食べて「美味しい」と言ってたんです。
それから先の食事は食事介助して食べましたが普段と違い、開口よく召し上がり、表情はとてもいきいきしてました。
奥様に話すととても喜ばれてました。
それから先の施設での食事は変わらないが姿勢や飲み込み、咀嚼が悪く外食が難しくなりました。
あの時、K様に外食に行けてよかったと思ってます。
私が思うに食事が食べれなくなったときは「食事の変化がほしい」「できたら外食させて」というサインと思ってます。
高齢になるにつれてよくなる事はほぼなく、症状や身体機能は落ちていくものです。
今という時間を大切に思い、「普段と変わった方法で食事をする」事をしてみて下さい。
またいくらか事例あれば書かせていただきますのでよろしくお願いしますm(__)m
参考になれたら嬉しいです。
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