テート美術館展へ
東京での開催の後、待ちに待った
「テート美術館展」が10月下旬から
大阪中之島美術館で始まり
見に行きました。
イギリスのテート美術館のコレクションから
「光」をテーマに選ばれた作品がやってきました。
18世紀末からの現代までのターナー、モネ、
コンスタンブル、シスレー、ハマスホイ、
リヒター、ロスコなどの作家の絵画を
堪能することができました。
多くの作品が写真撮影OKなのが嬉しかったです。
素晴らしい作品がありすぎて、どの作品を
紹介するか迷うところもありましたが、
いくつかを紹介したいと思います。
ターナーの「湖に沈む夕日」です。
抽象的なのに水や空気を感じられるのが凄いです。
ダービーの「トスカーナの海岸の灯台と月光」です。
暗闇の中に浮かぶ月光や灯台の明かりが作り出す
薄明りな世界に惹かれます。
すごく大きな絵でした。
バーンジョーンズの「愛と巡礼者」です。
天使の表情が神々しく、それでいて人間的な体つきに
惹かれました。
ミレイの「露に濡れたハリエニシダ」です。
自然の中の柔らかな光の絵、とても気に入りました。
ハントの「無垢なる幼児たちの勝利」です。
それぞれの子供の表情やしぐさが可愛かったです。
好きなシスレーです、「春の小さな草地」。
風景画は、写真の風景とは違う味わいがありますね。
コンスタンブルの「ハリッジ灯台」です。
灯台は惹かれるモチーフです。
モネの「エプト川のポプラ並木」です。
空の色も好きな色で、原画は画像や印刷物で
見るより、はるかに素晴らしいと思いました。
ブレットの「ドーセットシャーの崖から見る
イギリス海峡」です。眺めていて、光を浴びて
いるかのように感じる壮大な絵でした。
ハマスホイの「室内、床に映る陽光」です。
とても好きな絵ですが、ポストカードがなかったのが
残念でした。もう一枚のハマスホイの絵のは買いました。
カンディンスキーの「スウィング」です。
どこからこんな発想が湧いてくるのか
想像がつきません。
リヒターのアブストラクト・ペインティングです。
初めに描いた絵の上に抽象画を描かれていて、
所どころに下の絵がぼんやり現れています。
リヒターについては、以前に「ある数奇な画家の運命」
という映画を観て知りましたが、映画に感動したので
興味を持った画家です。
数年前にロンドンのテートモダンに行きましたが、
その時に見たマーク・ロスコの絵に再会することが
できました。原画の赤と黒の色は深かったです。
写真撮影はNGでしたが、ロンドンでポストカードを
購入していて、帰宅してから懐かしく手に取りました。
こちらのショップではポストカードはなかったです。
(テートと名の付く美術館は、テートモダンや
テートブリテン等いくつかの美術館があり、
私はイギリスではテートモダンのみ行きました。)
映像と立体の作品も展示されていて、
動きがあり、面白くて楽しめました。
他にも素晴らしい作品がたくさん見られ、
来年の1月14日まで開催されているので
できれば、もう一度見に行きたいぐらいです。
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