COMING KOBE
4月29日、みなとのもり公園等で開催されたカミングコーベ(以下、カミコベ)に行った。
阪神淡路大震災を風化させず語り継ぎ神戸からの恩返しとして被災地支援を行い、神戸の魅力を伝える事を最大のテーマとします。減災・防災・そして震災からひとりでも多くの方に“気づき”の“きっかけ”を作る。
(公式サイトからの引用)
という趣旨で10年以上続いているチャリティフェスだ。
無料だけど(チケットは必要)、その分みんなができるだけの募金をするのがルールで、その趣旨に賛同しているし、出演バンドもすごくかっこいいし、実行委員長の松原さんもかっこいいので、カミコベの存在を知った2014年から毎年行っている。
今年は今までとは違う会場で、4月28日、29日の2日間開催。私は29日に参加した。
ビールが沁み渡る、良い天気!4月にしては気温が高かったが、夏フェスのようなジリジリくらくらする暑さではなく、湿度も快適で最高!!
無料のフェスときいてイメージできる出演者数はどれくらいだろうか?
カミコベはすごく多い!!!
楽しい!!!
これは、ただ「無料で楽しめるー!イェー!!」っていうことではなくて、震災の復興支援に賛同した神戸の方々やボランティアスタッフさんやバンドマン、多くの人の協力があっての事。 楽しいけれど、それだけではない。
当事者ではないからと震災を忘れないように、たった1年に1回で全然充分ではないだろうけど私も募金ができること、いのちについて考えるきっかけをもらっているようで、かっこよく生きたかどうか、私の1年の反省会のようにも感じている。
カレーを発見すると、ついつい食べてしまう。
青空の下のカレー最高!
ソフトクリームも美味しかった!
ライブの写真は撮れないので食べたものの紹介になってしまう。
SiMはモッシュやダイブがなくても隅々まで盛り上がって完全にSiMだったし、175Rの「空に唄えば」は20代の頃のすごくよく聴いてた時の気持ちを思い出したし、HEY-SMITHは張り切って2列目で観てとにかく最高だったし、最後はやっぱりガガガSPでみんなで歌って…。
私が観れたバンドは極々一部で、見逃してしまったけれどそれぞれのステージでそれぞれのかっこいい時間があって、すごいイベント。
大袈裟かもしれないけれど、生きてて良かった!って思うし、来年もカミコベに帰ってきたいって思った。
実行委員長の松原さんは癌を患っていて、もう宣告されてた余命は過ぎてて、それでもすごく生き生きと活動されていて今年もカミコベしてくれてすごい。癌になる前も発覚してからも、面白さがブレないのもすごい。
震災の事で、当たり前って思いがちな事や物がありがたいということを教えられたり、若くてこんなに元気そうな人でも突然癌になるんだっていうのを教えられたり(もちろんそんなつもりのイベントではなかったけれど、ここ3年は考えずにはいられない)、震災も病気もきっと当事者にしかわからないつらいことがたくさんあるだろうけど、そういう、目を背けたくなる事に目を背けずに、考えさせてくれる。(これは当事者の方じゃなくて、目を背けようと思えば背けることができる立場で。4年前のカミコベ以前の私は相当ぼんやりしていた。当事者にしかわからないこともあるだろうけど、当事者じゃないからできることもあるはずだ。)
ことばにするのが下手過ぎて、わからないのにわかったような気になってるような発言になりかねないし、カミコベの話は「青空の下で食べるカレー美味しかったー!」位にとどめようかとも思ったが、大好きなフェスなので皆に詳しく知ってほしくて重いことも書いてみた。
好きなバンドの紹介はキリがないので割愛する。
長々と書いたわりに紹介が下手過ぎるので、ここまで読んで下さった方はついでに(?)公式サイトの当日の写真を観て雰囲気を感じていただけると嬉しい。
読んで下さりありがとうございます。 スキ、フォロー、すごく励みになります! サポートいただけたらカレーに使いたいです。