カスリメティ
スパイスカレーによくトッピングされている乾燥した緑のものがカスリメティだと知ったのはいつだったか。
記憶を辿ってみたが全く思い出せない。
はじめて食べたのは2015年9月、京都の240(ニコヨン)だったと思う。その時は、雑誌のカレー写真でよくみかける乾燥している緑のものが乗ってるなーと思った。ただただ何も考えずに「カレー美味しいー!!」と思って食べた。
その年の12月に梅田の旧ヤム鐵道に行った時も、あの緑のものが乗っている!と漠然と思ったのでおそらく2016年にそれの名を認識した。
その後、様々なカレー屋さんで使われているのに遭遇したが、その頃使われはじめたというよりは、名前を知ったことによって私のカスリメティ察知能力が高まった結果だろう。
名前を知ると検索できるので、カスリメティがフェヌグリークであることや、甘い香りとほのかな苦味があることなどを知った。そう言われて味わうと、なるほど確かにカスリメティは甘い香りとほのかな苦味だ。やっとカスリメティに焦点が合ってきた。
そして2017年の私は、カスリメティを所有している。人生は不思議だ。カスリメティが家にある生活なんて想像できなかった。
早速チキンカレーを作り、仕上げにかけてみた。(2017.08.23 作)
この写真はプロフィール画像にも使っており、何度も載せてしつこいとは思うがカスリメティのお陰で私のカレー史上最高にフォトジェニックで香り高い1皿となった思い出深いものなので笑って許してほしい。
こうなってくるとなんだか嬉しくなってきて、すらすらとカスリメティというワードが口から飛び出しそうになるが、日常生活においてさりげなくカスリメティっていう機会があんまりないから今日は思う存分カスリメティと書いてみた。
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