昨年は、「第二級海上特殊無線技師」と「第二級陸上特殊無線技師」資格も取ってみた
講習で「第二級海上特殊無線技師」資格を取得
昨年は、講習に通って、「第二級海上特殊無線技師」の資格も取得した。
この資格も船舶業務に従事していなければ、持っていても何の役にも立たない資格。釣り船や観光船など、船を使った商売をする時には、必須の資格だ。
北海道の知床観光船の事故で、沈没した「KAZU1」がアマチュア無線で陸上と連絡を交わしていたというニュースがあったが、無線を業務で使う場合は、海上特殊無線技師の資格が必要となる。
海上特殊無線技師の資格取得は、日本無線協会が実施している試験に合格するか、協会が開催する講習会に参加して、修了試験に合格するかのいずれかの方法がある。
一昨年、1日講習を受講し、第三級海上特殊無線技師の資格を得ていたので、今回も1日講習に参加することにした。講習は2月に、東京・晴海の日本無線協会であり、朝の8時半から夜の6時半頃まで、みっちりと法令と実技について学び、最後に試験を受け、合格した。
「第二級陸上特殊無線技師」資格に合格
無線の講習に通って、ある程度、無線の試験の要領をつかんだので、海上ではなく、陸上の特殊無線技師の資格にも興味を持ち、講習ではなく、試験を受けて「第二級陸上特殊無線技師」に合格した。
合格したとはいえ、一発で合格できず、3回目にしてようやく勝ち取った。陸上特殊無線技師の資格といっても、あまりイメージがわかないかもしれない。例を挙げると、タクシー無線がある。最近は、タクシーも携帯電話で会社とやりとりしているのかもしれないが、恐らくタクシー無線も使っている。タクシーの場合、「三級」を持っていれば大丈夫なはずだ。
試験は、パソコンが設置してある各地の国家試験専門会場で受けることになっており、都合がつけば、いつでも受けられる。会場では、無線ではない別の国家試験などを受けている人もおり、申し込んだ時間に会場に行って、部屋に入り、パソコンで試験を受けるだけ。
制限時間があるが、早く終われば10分ほどで、試験会場を出ることもできる。法令と無線技術の試験に分かれているが、無線技術はあまりよく分からないが、丸暗記すれば何とかなる。最初の2回は、準備不足がたたり、あと一歩のところで合格を逃した。教科書も売っているが、試験3日ほど前から、誠文堂新光社のアプリで隙間時間などを活用し、何とか合格した。
次は「第一級海上特殊無線技師」
10月には、「第一級海上特殊無線技師」の試験にもチャレンジ。法規、無線技術に加え、一級の場合、英語とフォネティックコードを使った無線電話の実技もある。誠文堂新光社のアプリで隙間時間などを活用し、法規、無線技術、英語については、自己採点の結果、合格基準を突破した。一方で、フォネティックコードを完璧に覚えていなかったため、実技試験で玉砕した。2月の試験をすでに申し込んであり、次こそは何とか合格を果たしたいものだ。