SNSに潜む恐怖。犯罪の証拠となり警察を動かしたドキュメンタリー
SNSは、いまやわたしたちの生活に溶け込む日常の一部です。
世界中の誰とでも気軽に繋がり、コミュニケーションをとることができます。
しかし、その手軽さゆえ、簡単に被害者にも加害者にもなり得る危険を孕んでいるのです。
今回は、SNSに潜む恐ろしさを生々しく映し出した、話題のドキュメンタリー作品をご紹介します。
🎬SNSの恐ろしさを映すリアリティーショー
タイトル :SNS-少女たちの10日間-
上映日 :2021/04/23
上映時間 :104分
ジャンル :ドキュメンタリー
製作国 :チェコ共和国
監督 :バーラ・ハルポバー/ビート・クルサーク
本作は、未成年の少女がSNSに登録すると何が起こるのか、実験・検証を通じてSNSの危険をリアルに描いたドキュメンタリー映像です。
撮影スタジオに3つの子ども部屋をつくり、幼い顔立ちの成人女性3名が、12歳の女児のふりをして偽のSNSアカウントで友達を募集します。
そして、コンタクトを取ってきた男性たちと、各部屋に置かれたPCを使い、どのようなコミュニケーションをしたのか、そのありのままが映し出されています。
2025年1月現在、Amazon Prime会員であれば字幕版を無料で観ることができます。
🎬感想
内容は、正直言うと胸糞悪い。
しかし、犯罪の証拠として警察を動かしたという、紛れもない現実。
取り扱っているテーマがテーマなので、もしこれから観ようと思っているあなたは、覚悟を持って観て頂きたい。
"衝撃が走る"という感覚はない。
なんだろうな、「ああ、世の中ってこんな場所だよな」という答え合わせがなされた感じ。
年端もいかない少女たちが、大人の性の捌け口にされている生々しさの連続。
その実態が、ありありと映し出されていた。
こういうのってやっぱり日本だけじゃないのだな、、、
もはや怒りすら感じない。呆れの最果て。
どうあがいても、世の中ってこんなんだよなと絶望さえ覚える。
作品の締めくくりのシーンを含め、最後の最後までリアルだった。
ドキュメンタリーとしての真髄を感じた作品だった。