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“新書の沼を抜けたら本の密林でした(ボーナス携帯禁止!)”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.26》

『面白い本』

面白いにもホドがある!書評サイトHONZの代表が太鼓判を押す、選りすぐりの面白本100冊。ハードな科学本から不思議な脱力本まで。いずれ劣らぬ粒ぞろい。1冊読んだら全冊読みたくなる。本代がかかって仕方がない、なんともメイワク(?)なブックガイド。

表紙そでより

言わずと知れたHONZ代表成毛眞氏のブックガイド。

続編も出てます。

『もっと面白い本』

「本がどんどん増えて困る」「給料がみるみる本に変わる」。
大反響(悲鳴?)を呼んだ前作「面白い本』。「もっと面白い本が読みたい」「もっと面白い本を教えてほしい」。火のついた読書欲に”もっと”が止まらない。人間、宇宙、世界、歴史、芸術、科学。まだまだあります、面白い本。熱い要望にこたえて贈る、家計圧迫必至の第2弾。

表紙そでより

今、この本読むのは正直言って危険です。
特に給与所得者の方々は
ボーナスやら年末調整やらで、一年の中では比較的潤っている頃かと思いますので。

なのにそういう時に限って読んじゃうんですよねぇ…

ええ、読みたい本が増えました。
今からポチります←

成毛眞氏には愛読書がないそうです。
それは無数の本に囲まれ、ただ一冊の愛読書を読むなどということはできないからと。

ともあれ、自分には愛読書というべきものはない。最近買った本で面白そうだというものを紹介することができる程度だ。それを聞きつけたのか、2002年に「月刊文藝春秋』から(今月買った本)という欄を担当してみないかと打診があった。四人で交代執筆になるというので安心して引き受けた。なにしろ(今月読んだ本)ではない。(今月買った本)なのだから、じつに気楽である。多少、読み方や文章に不都合があっても、「いやいや、あれは書評などではなく、買った本の紹介ですから」と言い訳ができるというものだ。1ヵ月分として10冊を選び出し、それにまつわるエッセイを書けばよいのだった。

『もっと面白い本』余録

こちら指針とすべき姿勢にしていいですか?

今のところ、“読んだ本”を紹介しているこちらのマガジンですが、成毛氏に倣い、“持っている本”(要するに積読)を片っ端から紹介するというスタンスに軌道修正してみようかしら?

なんて、面白い本を山ほど知っていて、読んでいる成毛氏だからできるのですよね。

まだまだ私如き若輩者は、ぼちぼちと紹介していきたいと思います。

読書は道楽。そういう割り切りが大事だと私は思っている。成功するためにとか、何かの役に立つようにとか、目的をもって本を読むのはおカド違いというものだ。それではせっかくの面白い本も、面白くなくなってしまう。本を読むことに何も意味を求めない。純粋に面白ければそれでいい。それが私の読書の理想だ。

『面白い本』ⅳ「私の「面白い本」」より

そんな未熟者ですが、上記の成毛氏の読書姿勢にはとても共感するのです。
ビジネス書や実用書も読むけれど、それ以上に仕事とは全く関係ない、ただ「面白そう!」と思う一心で読むことが多いので。

そして、時々はっと我にかえるように思うのです。
「面白いかもしれないけど無駄なのでは?」と。

その迷いに対する答え。
成毛氏は以下のように述べてくれます。

では、なぜ読むのか。面白いからだ。これらの本を読み終える頃、自分が普段生きるために使っている知識というものは、人間の知の巨大な営みにくらべれば、氷山の一角にも満たないことがまざまざと感じられるだろう。
いったいなぜ、本読みは、これほどまでに無意味で壮大な知識を求めてやまないのか。
かつて立花隆は、人間には食欲と性欲にならんで知識欲があると喝破したが、科学の歴史は人間の知識欲の歴史でもある。人類がどのようにして知ることを欲し、それを自らのものにしてきたか。その足跡を本の上の文字でたどり、自分の知識欲を満たしてゆくことに、ただひたすら快感を覚える。それはまさに、本読みの性であろう。

『面白い本』P51

我、百万の味方を得たり!

まぁ、私なぞ、本読みというより、もはや本の虫なのですから、仕方がない。
こんなご馳走(面白い本)を目の前にしたら、もう読まずにいられません。
もうそれは活字中毒者の本能なのです!

というわけで、同好の士、一緒に密林に迷い込みましょう!w

とはいえ、ボーナスの使い道は計画的にですよ。
念のため。


最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚

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樹田 和(いつきた なごむ)
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