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“知らないと損する(笑える)医学常識非常識”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.5》

『ねぎを首に巻くと風邪が治るか?知らないと損をする最新医学常識』/森田豊

タイトルの意味がわからない人もいるのでは…と危惧してしまうのですが、いわゆる「おばあちゃんの知恵」的なやつです。
今なら「Yahoo!知恵袋」に載っている知恵とでもなるのでしょうか。

健康常識は、本当にこの30年くらいでだいぶ変わりました。
この記事を読んでくださる方の中に、子供の頃「運動中、水を飲んではいけない」と言われた経験持っている人いるでしょうか?
「足腰を鍛えるにはうさぎ跳び」をした方がいるでしょうか?
「なんのこと?」となる方も多いような気がします。

この本の著者自身も以下のように語っています。

医学は、この数十年でめまぐるしい発展を遂げてきています。その間に、今まで当たり前のように考えられてきた医学の常識が覆されたり、全く医学的根拠のない迷だったり、単なる思い込みだったりする事柄の多くに直面してきました。(中略)時には、自分では正しくないのではと思いながらも、それまでの慣習に従うしかないと思って実践したこともあります。

「はじめに」より

著者はこの本を著した動機をこう語ります。

本書では、私の臨床医としての経験や知識、そして、メディア活動での経験を生かし、今まで一般的に言い伝えられてきた世の中の医学常識が果たして正しいのか、考え直さなければならないのかを、できるだけ、わかりやすく概説したいと思います。

「はじめに」より

目次を見て気になるところをパラパラと読むのに向いています。

「暗いところで読書すると目が悪くなる?」

とか

「白毛を抜くと増える?」

とか

「薬はお茶で飲んではいけない?」

とか

気になりますよね。

本文では端的に「見出しの後」に○✖️△で回答した後に、詳しい説明がほぼ見開きで読み切れるように書かれています。

(2010年出版なので、ちょいちょい言葉回し気になるところはありますが、)内容は読みやすいのでおすすめです。

健康常識的な本では(新書ではないですが)、こちらも面白く読みました。

これは医師ではなく、いわゆる「健康情報」をどう捉え、どう扱うかと言う医学情報をメディアに載せるマスコミ側の立場からの一冊(新書ではなく、ソフトカバーです)。
あの「ガッテン」(←知らない人いるだろうな)とかも手掛けたディレクターさんとのこと。
出版年も少し新しいので、そう言う意味ではより今に近いかもしれません。

色々な医療・健康のあれやこれやに惑わされないように、ぜひこれらの本でまずは心の健康を養ってください。


最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚

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樹田 和(いつきた なごむ)
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