“いったいどうして食べるのか”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.20》
『毒があるのになぜ食べられるのか』/船山信次
以前、こちらのマガジンvol.2にて紹介した『世界史を変えた薬』にも引用のあった船山信次氏の著書(2024年に日本薬史学会の会長に就任されたそうです!このたび名前検索して知ったのですが)。
比較的身近な植物である野菜などを中心に取り上げた、身の回りに溢れる「毒」についての読み物。
こちらもvol.12にて紹介した『発酵の科学』にあった言葉ですね。
自分にとっての都合不都合で区別しているだけ。
一面的なものの見方をすることへの注意喚起になりますね。
こちらの本、既知のこと多いかなと思ってましたが、まだまだ知らないことも多かったです。
キャベツはほうれん草の次にシュウ酸含有量多いとか知らなかったし!
(ただし体に悪影響が出るレベルは、毎日2玉生キャベツを食べたとしたらくらいだそうなのでご安心を。)
面白かったエピソード部分を紹介させて下さい。
「秋茄子は嫁に食わすな」と言いますよね。
これって
①美味しい秋茄子を嫁に食わすなんて勿体無い、という嫁イビリ的な意味
②茄子は体を冷やすから、女性は食べすぎない方がいいという嫁の体を労わる説
の2つはよく聞きますが、
今回、新説が!!
さて、どうでしょう?
関連本としてこちらもご紹介↓
何度も読み返してます。面白いです。
(またいつか改めて紹介させていただきたいです)
そして毒を食べると言えばこちら↓
あまりライトノベルに馴染みはなかったのですが、こちらは伏線回収などが面白くてハマりました。
コミカライズを中心に楽しんでます。
2種類ありますが、個人的にはこちらが好き↓
最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚
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