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“ローカル版絶対に負けられない戦い”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.14》

『犬猿県』/矢野新一

「あの県だけは許せない!」
「格上はこっち!」
隣接しているからこそムキになり、火花を散らすライバル県がある。
たとえば静岡県と山梨県は、富士山周辺の県境をめぐって対立している。
たとえば岩手県と宮城県は、歴史的な出来事から関係が悪化し、今に続く。
たとえば栃木県と茨城県は、“北関東No.1”の座をめぐり争っているが、他県民はだれも気にしていない。
千葉VS埼玉、広島VS岡山、秋田VS山形、石川VS福井、鳥取Vs島根、熊本vs鹿児島、香川VS愛媛……
なにがここまで両県をいがみ合わせるのか!?
関係がないとどーでもいいが、はたから見る分には面白すぎる、それぞれの言い分10連発!

“表紙そで”解説より

実は自分もここに取り上げられている県の一つに住んでいます。
「犬猿」というほどではないような気もするのですが、確かに県対抗の大会(高校野球とか)では、「◯◯県に勝った/負けた」(ただしほぼ最下位争い)という風に順位を気にすることがあるなと。
あと全国チェーン店の「初出店」がどちらの県になるかというのが、話題になる節もあります。

え?
待って?
隣県同士ってそういうもんじゃないんですか?笑

いつだったか高校野球で静岡県と山梨県が直接対決した時は、他県ながら正直わくわくしたんですが、そういうのよくあるライバル意識ではないのでしょうか?

県民性というのもよく語られるし、そういう番組もあるくらいですし。

まぁ、これも2018年の本なので、少し変わっているかもしれませんが。
それでも日本人である前に◯◯県人!みたいな気持ちがあるんじゃないかなと思ってしまいます。(コロナ禍の時、◯◯県はコロナ発生率が低いとか、他県ナンバーだと攻撃されるから“県内在住”ステッカー貼るとかありましたよね)

それぞれの縁の土地に思いを馳せながら読んでいただけると面白いかと思います。

でも美味しいものは美味しいのできっと仲良くなれると思います。

時々参考にして作ってます。

ソースカツ丼(福島B級グルメ)
美味しかった

最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚

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樹田 和(いつきた なごむ)
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