【私的読書生活】週刊読書録vol.24(2022/6/11〜6/17)


 諸事情あり、なかなかゆっくり本が読めない1週間。

5冊くらい併読しつつ、読了本は不本意ながら、1冊のみ。


私は、どんな願いをされるだろう?


自分にとって、とてもとても欲しいものが、いつものバス停に落ちていて、「おとしもの」と書いてある。

思わず拾って帰ったら、次の日の朝、腕にくっきり「神様当番」の文字。

そしてえんじ色のジャージを着た頭の上はつるつるに禿げていて、耳の脇にふわふわ白髪おじいさんが正座していて

「お当番さん、みーつけた!」

って、ちょっとしたホラーじゃない、笑。

そして神様の願い事を聞いてあげないと、腕の文字は消えないし、神様はちっちゃくなって腕の中に入って、好き勝手するし。

でもそうやって神様に翻弄されながら、神様当番になった人たちは、それぞれの本当の望みや大切なものを見つけていく。

ひとつの話で主人公だった人が、別の話ではそっと脇役で登場するのも楽しい、優しくて、元気が出て、そして目頭がじんわり熱くなる連作小説集。

さすがは「お探し物は図書室まで」の青山美智子さん。


本作も温かい気持ちになりながら、読ませていただいた。

ちなみに個人的には、「四番  リチャード・ブランソン」の、神様当番になった瞬間の反応が、最高に好きだった。

若い頃のコリン・ファースで見てみたい。


お気に入り作家さんがまた増えた。
他の作品もどんどん読んでいきたい。
次はどれを読もうか。

やっぱりこちらかな?

おすすめがあれば、どうぞ教えて下さいな。


そしてこんなに読めていないのに、2冊も積読増やしてしまったことをここに懺悔します。

BOOKOFFに寄ったりするから…。

来週にはそろそろ読みに徹したいなぁ。。。



最後までご覧下さり、ありがとうございました。
次の週も楽しく読んでいきたいと思います。

皆様にも、素敵な本との出会いがありますように。

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樹田 和(いつきた なごむ)
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