“新書沼の入り口”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.24》
『毒草を食べてみた』/植松黎
記憶が確かなら、この本が私の新書沼の入り口の一冊。
初版が平成12年。
西暦2000年。
若かりし頃の樹田が、手に取ったのが、書店での新刊だったか、当時住んでいた大学近くの図書館の棚だったか、定かではないのですが、こんな面白い本があるんだ!としばらく何度も読んでいたことは今でも覚えています。
引越しやら 何やらでとりまぎれ、今、手元にあるのは再購入したもの。
この本のおかげで、毒とか、薬とか、興味持つようになったようにも思います。
まずタイトルがいいですよね。
身も蓋もないw
そして、内容は植物ごとに章がわかれ、大体4ページ程度にまとめられ、エッセイ的で読みやすい。
決してふざけたものではなく、それぞれの歴史や作用、現代の事件等まで幅広く取り上げられ、興味がそそられます。
(注:食べてみたくなるという意味ではない)
再販されるとしたら、図版がカラーだと嬉しい。
美しい花とか言われると、カラーで見てみたくなるので(本書は白黒なので、気になった時はスマホで調べてます。至極便利)。
ぱらっと開いて、気になるところから読めばいいので、ここでは私が何度読んでも驚いてしまう箇所をひとつ紹介。
この記事だけでは、何が驚愕?と思われる方。
次の写真をご覧ください。
これ、食べたことある!!
って人いませんか?
令和の時代にはいないかもしれませんが……平成でもいないか……
樹田、昭和の時代生まれなので、まぁ、その辺の実を食べるとかデフォルトだったので←昭和生まれ関係ある?←いやしいだけw
私も毒、食べてた!
はい、昔の人です。
甘くて美味しかったですよ←
タネとかかじったり、飲み込まなくてよかったー命拾ったー
と、何度読んでも思ってしまう次第。
同じこと繰り返してしまう…
これも老化でしょうか、汗
と、まぁ、身近な植物の毒を知るのに役立ち、読み物としても面白い一冊。
ぜひ一度読んでみてください。
こちらはもはや文学的な一冊。
今読むと、ところどころ「ふてほど」(←すみません、みてないけど使ってみました…)なところもあるけれど、それもまた一つの歴史ということで。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚