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【本を食べる読書術】ローテーション食べ読み

なんとか3回目となりました【本を食べる読書術】。

今回は前回の記事を受けて、ローテーション食べ読みを紹介します。

ローテーション食べ読みとは

ローテーション食べとは、その名の通り食べる順番にローテーションを組むことです。

それっていわゆる三角食べのこと?
ご飯→味噌汁→おかず→ご飯→味噌汁→…というような。
いえ、ちょっと違う意味合いです。

ローテーションとは

月曜日→和食
火曜日→麺類
水曜日→カレー
木曜日→洋食
金曜日→居酒屋飯
土曜日→中華
日曜日→カフェ飯

みたいに、曜日ごとや日にちごとに、献立やジャンルを決めてしまうという意味。
給食なんかを作る経験があったり、作りおきする方だったりすると、覚えがあるかもしれません。

こうしておくと、献立を考えなくていいので、自動的に行く店や選ぶ材料が決まるので、楽なのです。

これを読書に反映します。

例えば

月曜日→ビジネス書(仕事のやる気を出すぞ)
火曜日→ミステリー小説(元気があるからどんどん読める)
水曜日→雑誌(週の中休み)
木曜日→エッセイ(少し頭をリセット)
金曜日→漫画(ひたすら楽しむ)

のように、読む順番をローテーションを決めてしまうのです。

もちろん決め方は人それぞれ。
上の例はお休みが土日の方を想定して、勝手ながらイメージしてみました。

私自身は仕事がシフト制で、曜日ごとではなく、3日おきくらいのローテーションを組むことが多いです。

1日目→小説
2日目→実用系新書
3日目→リベラルアーツ系新書

というような。

今のローテーションはこんな感じです

もちろんその本だけを読んで、その日の読書終了ということもあります。

でもどちらかといえば、最初のかけつけいっぱい的な感じでちょこっと読んだら、他の本に行くことも多いです。
最初にちょっと読んでみることで、その日の気分や調子が分かります。
いまいち乗らないなという時は漫画など気楽なものに流れることも。
逆にぐいぐい読めそうだという時は、積んである別の本を手に取ることもあります。

ローテーション食べ読みのメリット

①一つのジャンルに偏ることが減る

以前の記事で書いた、「ばっかり食べ読み」はやはり知識の範囲が偏ります。
同じような調子の本ばかり読んでいると、時には他の本が妙に読みにくく感じてしまうこともあります。
ローテーションを組み、ウォーミングアップのように読むことで、いろんなジャンルに少しずつでも触れることが出来ます。

②何を読もうかと悩む時間が軽減する

何を読もうか、探すのが楽しい時はいいんです。
でも時に、何を読もうか決まらずに時間ばかりが過ぎる時があります。
そんな時、とりあえず、まず決まった本を手に取ることで、本を開くハードルはグッと下がります。
開いてみて合わなければやめればいいんです。
読まなければいけない本があるけど気分が乗らない、という時も、とりあえずビールとお通し的にローテーションで決まった本をぱらっと見てみると、意外とエンジンがかかる時がありますよ。

③その日の調子を測ることができる

②の内容と重複するかもしれませんが、決まったことをすることで自分のコンディションを測ることができます。
何も考えず、本を手に取ってページを繰ると、調子がいいときはスラスラ読めます。もう少し難しい本も読めるかも…と発展していくこともあります。
でもちょっと本の気分じゃない時は、何度読んでも文章が頭に入らないということも。そういう時は、もうキッパリと気分を切り替えて、他のことをした方が効率が良いこともあります。

なので私はよく、先のローテーション3冊と別に、休日朝用のローテーション本を組んでいます。
エッセイ系が多いですね。
次の日休みという時は、その本を枕元に置いておきます。そして、朝、布団の中で、それをぱらぱらと読むことで、休日気分を高めます。気分がのってこない時は諦めて二度寝をすることも。もしくは切り替えて台所仕事を済ませてしまうこともあります。

ローテーション食べ読みのデメリット

まぁ、食材と違って、基本的には賞味期限のないものですから、自分の好きにローテーション崩しても構わないので、それほどデメリットはないかとは思います。

しいて言えば、図書館で借りている本などの予約が回ってきてしまった時に、うまくローテーションに組み込みきれず、他の本が気になってしまって、返却日に間に合わないということがあるくらいでしょうか。

まぁ、そういう時は思い切って、一回ローテーションを止めてしまえば良いかと。
どの読書術にも共通することですが、あくまで自分ルールでやるのがコツです。

ローテーションとか決めると、ついそれに縛られてしまいがちになります。
かく言う私も「これを読まなくちゃ…」と、思い込んで、読書スピードが落ちてしまう罠に自らはまることも、ままあります。

読書の主体は自分であること、ルールを決めるのも自分であることを忘れずにですね。


さて今日はローテーション読みを紹介しました。
よろしければ試してみてください。

最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚

#読書術
#本の食べ方
#本を食べる読書術

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樹田 和(いつきた なごむ)
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