“寝てこそはたらく脳だから”《マガジン“新書沼にようこそ” vol.22》
『脳に効く「睡眠学」』/宮崎総一郎
実は、私、若い頃、不眠症でした。
元々どちらかと言うとショートスリーパーというか6時間も寝ると、寝過ぎたなと思うくらい。
眠り自体も浅い方で、うつらうつらして、何かの物音ですぐ起きる。
徹夜はできないけれど、仮眠を取ればなんとか大丈夫。
なので本を読んだり、遊んだり、結構夜型でしてました。
と、そうやって無理を重ねたからか、一時期不眠に悩まされまして。
本当に夜が来るのが怖いというか苦痛というくらいでした。
睡眠薬を飲んでも眠れなかったり、逆に次の日まで残って辛かったり。
それが今では、我ながらまずまずの眠りが取れるようになっています。
もう睡眠薬も飲まなくてよくなりました。
と、不眠症って治るんだという経験や、よく眠るって気持ちいいんだという感覚から、睡眠についての本は結構好き。
こちらもその一冊。
ベストの一冊というわけではなく、1番最近読了したもの。
他のも、それぞれに興味深いところや、役立つところがあるので、おいおい紹介できればと思っています。
この本での睡眠の捉え方は以下。
そして次のようなスタンスで書かれた一冊です。
というわけで、もう第一章から具体的なことを例に出しながら、実践形式で睡眠について知ることができます。
などなど。
新書らしく、気になるところからちょこっと読める。
それぞれの項目については、わかりやすく理由も書かれているので、納得もしやすいです。
とりあえずこちらの本で読んだところで実践したいなと思ったのは
朝食にトリプトファンを取る
眠気を誘発するメラトニンというホルモンの原料となる物質で、大豆加工品、乳製品、ナッツ類、魚、鶏卵、バナナなどに含まれるとのこと。
それらを朝に摂取すると、夜にトリプトファンが体内に取り入れられやすくなるとか。
とりあえず朝食に一品増やすという、実行しやすい方法で紹介してくれているところ、サプリメント等ではなく、食事から摂取することをおすすめしているところが、好感度大でした。
第三章では、さらに睡眠の質を高める「7つの生活習慣」が紹介されています。
どれも今すぐ使える生活習慣でおすすめです。
探してみたらまだあった、笑。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。 どうぞ素敵な読書生活を👋📚