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又吉直樹 ヨシタケシンスケ『その本は』

どんな人も、自分自身を救うことはできない。
できるのは、自分以外の誰かを救うことだけなのだ。
だからこそ、誰かを救う努力をしなければいけないのだ。
他の誰かに、自分を救ってもらうために。

又吉直樹さんとヨシタケシンスケさんの共著。

名前は知っていたけれど、手に取ったことはなくて、今回偶然手に取って読んでみた。

どことなく『はてしない物語』を思い出すような、手に持っているそれ自体が「その本」であるような、入れ子状の一冊。

そういう仕掛けって、それだけでニヤニヤしてしまう。

中身は又吉直樹さんの不思議な短編や、ヨシタケシンスケさんのかわいい絵とユーモアに溢れ、その一つ一つが味わい深く色んな味の詰まったドロップの缶のよう。

その中からひとつ、ヨシタケシンスケさんの枠で記された言葉を紹介させてもらいました。

白石一文さんの「20年後の私へ」(『どれくらいの愛情』所収)でも同じような言葉があって、前に【ステキコトバ】で紹介させてもらっています。

少しずつ違う、それでもどこか似ている素敵な言葉たちは、無数に煌めく星のよう。

星空を眺めるように、今日も素敵な言葉を探して読んでいこうと思います。


最後までご覧下さり、ありがとうございました。
どうぞ素敵な読書生活を👋📚

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樹田 和(いつきた なごむ)
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