疑うより信じていたい、を確信した夢。
05時12分。
ずいぶん長く眠った感覚で、夢から追い出されたような気持ちだ。
そして、夢だったことを理解するまでに少し時間がかかった。胸の奥が熱くなり、しかし冷たい悲しさが心にあることに気づく。
気づいたらペンをとっていて、夢を記録しようとしたが、断片的なシーンしか残らない。なので何の夢を見たかではなく、私がどう感じたかを書くことにした。ざっくりとは私がジャーナリストになっている夢を見ていた。
"疑うより、信じていたい"、ということが確信に変わった夢だった。
この記事を書いてから、約2年が経とうとしている。
2年間でさまざまな出来事があり、ジャーナリズムの捉え方が変化しているけれど、自分の理想は変わっていない。
誤解を恐れずにいえば、やめろと言われてもやめたくない。ジャーナリズムは、やめることなんてできない、に近いのかもしれない。
大きなものの中で、自分の無力さを受け止めることはある。でも諦めずに生きているような人になりたいと思っている。言葉と一緒にストーリーを届けていきたいな。ストーリーは希望を生むんじゃないかって信じている。
疑うより信じること。
どんなに辛いことがあっても、この言葉を思い出せば、私の心に風が入ってくる。結果がどうであれ、私が信じて選んだことが大切なことなんだと、夢をぼんやりと思い出しならがら、胸に仕舞いこんだ。
しばらくして、家の目と鼻の先にあるコンビニに向かった。
牛乳は全くというほど飲まないが、口から胃へと、飲み物が到達する感覚が欲しくて、牛乳を選んだ。
喉越しですっきりを期待していたけれど、久しぶりの牛乳はちょっと濃厚すぎたなと思った。でも牛乳を飲んだら、体の中にエネルギーがすとん、と落ちていくようで気持ちよかった。
気づいたら6時半で、朝日が出始めていた。
太陽の光が気持ちよくて、いつも通り冬でもビーサンだけど散歩をした。去年引越してきたばかり、夜の路上ライブで聴いた「本当は手にしたかった憧れ」という歌詞をふと思い出す。高円寺はいい街だと、改めて噛み締める。