体験には積極的にお金を使いたいと思う
マネーフォワードを使い始めて、気がつけばもう3年以上が経過している。カード情報や銀行口座などを連携すれば、月々の家計簿が自動作成されるのでかなり便利。収入や出費の反映に若干のタイムラグがある点だけが気になるが、それ以外はおおよそ満足している。
一応フリーランスとして活動しているので、会社勤めの時よりもお金に対する姿勢がシビアになった。
「これは本当に必要なのか?」
「なぜ買う必要があるのか?」
「どういうメリットがある?」
などなど、本当にお金を払う価値があるのかを考えてしまう。
でも会社員時代はかなりの浪費家だった。マネーフォワードを見返すとものすごいグラフになっている。ほとんどの月が赤字。黒字の月があったと思うと、コロナで初めて外出自粛になった2020年4月だった。
当時、何にお金を使っていたのかを見ると半分以上が「外食」。
出張が多かったこともあり、自炊することが全然なかった。そして休みの日は飲みに行く。どうやってやりくりしていたのか不思議な家計簿になっているが、常にカツカツだったのは間違いない。
そして、家計簿を見返していると外食だけではなく旅行、ゴルフなど手元に残らない「コト消費」に使っていたことに気がつく。まぁ、単純に娯楽費用とも言えるかもしれないが。
ファッション、インテリア、家電、食器、その他もろもろ手元に残る買い物はめったにしていない。趣味でやっているギターにしても、高2の時に買ったやつをそのまま使ってる。全体的に「使えれば良いや」という意識が強いのだと思う。
今回「今、欲しいもの」をテーマに書こうと思い、少し考えたがコレと言ったものが特に思い浮かばなかった。
服とかはあったら良いなと思うけど「別になくてもやっていけるか。勿体ないし」という気持ちになる。
でも外食や旅行、何かしらの講習などに関してはある程度惜しみなく使えるという不思議。
先週家の日本酒を大量に消費した結果、冷蔵庫の中が寂しくなった。「あの時払ったお金はどこかに消えてしまった」と少し感じてしまうけど、経験として残ってると変に前向きな気持ちになる。
ちょうど一年前に通い出したライター講座も結構いい値段した。同じ値段のギターや服を買うとなると即効で断っていたと思う。でも支払って半年間受けることにしたし、結果良かったと感じてる。
利き酒師の資格もドン引きするぐらい高かった。今まで価格を理由に取得していなかったが「まぁ取っとくか」と支払った。そして上位資格への追課金までかましている。
家計簿を見返して、体験にお金を払ってきたと再確認。そう思うと「今、欲しいもの」は初めての場所への訪問機会や、知らないお店での飲食体験とかになるかもしれない。
今年の予定全然立てていないので、そろそろ計画してみようかな。行ける行けないは別にして、考えるだけで少し楽しくなってくる不思議。その日のためにコツコツ頑張りたいと思う。