「打ち解ける」という前戯
今回はジェンダーに関わらず、すべての人に知ってほしいお話です。
会って初めましてとあいさつしたその足でホテルに入り、初めましてなのに肌を重ねる。
普通に考えて怖いですよね。
初めましてでいきなりセックスを始めてしまうと色々と弊害があります。
タチの男性は緊張すると勃たなかったり、射精できなかったり、うまくセックスをリードできなかったり、相手をそっちのけで性欲に任せた身勝手なプレイをしてしまったりします。
女性やウケは相手が何を考えているかわからないので、緊張や何をされるかと怖い気持ちが混じり、気持ちよくなることに集中できなくなります。
そこでまずはお話をして、お互いに体を預け合っても大丈夫だという安心感を得る作業が必要になるわけですが、会話がかみ合わなかったり、考え方の相違があったりすると安心感どころか不信感で、お互いにこの人とはセックスしたくないという気持ちになり、楽しく時間を過ごすことができなくなってしまいます。
なので、セックス前には「打ち解ける」という目的を持ったコミュニケーションが必要です。
ただ会話をすればいいというわけではないです。
気ままに話したいことは居酒屋でお酒でも飲みながらしましょう。
そして、これはすごく重要なことなのですが
「打ち解ける」とは、お互いが安心感を得ることを指し、どちらか一方が安心感を得ることを「打ち解ける」とは呼びません。
なので、これはタチの技術でもウケの技術でもありません。
両者に求められる技術です。
ちなみに私は打ち解けることは前戯だと思っています。
前戯には「体の前戯」と「心の前戯」があり、打ち解けるのは心の前戯のうちのひとつです。
さて、打ち解けることの重要性をお伝えしたので、次にどうすれば初対面の人と短時間で打ち解けることができるのか、という心理術をお話しましょう。
まずは、一番簡単、かつ私が一番好きな方法をご紹介します。
待ち合わせ場所からホテルに入るまでの道のりは歩くペースを合わせて「隣」を歩きましょう。
男性が自分のペースで速く歩き、女性がそれを頑張って追いかけるということがよくありますが、このとき女性が感じることは「この人はベッドの上でも私のことを無視して自分のペースで気持ちよくなろうとするのかな」という不安です。
なので、男性は女性に歩くペースを合わせましょう。
そして、女性はなるべく男性に近づいて歩くようにしましょう。
肩が触れ合うくらい近づいていいです。
抵抗がなければ手をつないだり、会話の流れで男性の肩に手を添えたり、袖をつまんだりしてもいいです。
男性から肩を寄せたり手を繋ぎたがる場合もありますが、そこに甘えてはいけません。
ポイントは「女性から男性に近づく」ことです。
初対面の場合、男性は女性に嫌われないようにしようとする心理が働くので、必要以上に近い距離になろうとはしませんが、女性から近づいてもらえると自分に好感を持ってくれている実感が沸いて安心するのです。
では、簡単な方法をご紹介したところで次に会話とその心理術についてお話しましょう。
コミュニケーション術や心理学的な仕組みを話すと話しきれないくらい膨大な記事になってしまうので割愛して、ここではそんなに難しくない方法をお話します。
ただ、数は多いので、実践するには少し訓練が必要かもしれません。
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