百貨店、宇野亜喜良、本と活字
先日、夕方から美味しいものを食べに行く会がったので、待ち合わせまで散歩も兼ねて無料で楽しめるアートを巡ってみました。
高島屋史料館TOKYO
まずは日本橋高島屋へ。
新館の地下でカレーを食べてから、本館4階の資料館へ向かいました。
ちなみに、ハトノモリのカレーは美味しいのでオススメです。ルーは1〜3種のどれかを選べて南インドのミールス風に提供されます。
いろいろ混ぜながら食べると味も変わって楽しいです。
高島屋資料館は初めてのは訪問です。想像よりこじんまりとしている割に見応えはありました。
今は「百貨店展――夢と憧れの建築史」という企画展が開催されています。
大型の模型3点はインパクトがありますが、年表の充実ぶりがとても良かったです。
各百貨店ごとに年表があり、それぞれに呉服屋系、電鉄系の区分のアイコンがついていてわかりやすくまとまっていました。
百貨店マップも展示されており、1人3枚まで持ち帰れます。
買い物のついでにちょっと寄るのにちょうどいい感じでした。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー
銀座に移動して「宇野亞喜良 万華鏡」へ。
なにか面白い展覧会をと探している時に見つけて、会期終了が迫っていたので慌てて行くことにしました。
1階が最近の作品、地下1階が過去作品という展示構成になっています。
米寿になっても新作が出せているのがとにかくすごい。どれもこれも素敵だなぁと魅入ってしまいました。
地下の過去のポスターたちも古びていないのがすごい。今見ても時代を感じさせないものばかり。
撮影不可でしたが、江波杏子さんのポスターが1番印象に残りました。
2階のライブラリーではアニメーション作品も見ることができて、かなり充実した内容でした。
終了前に気づいて、行くことができて本当によかったです。
市谷の杜 本と活字館
最後に向かったのが、市ヶ谷にある本と活字館。
大日本印刷市谷工場の跡地に作られた本づくりの文化施設です。
美味しいものの予定が四谷周辺だったので、近場で面白いところはないかなと探して見つけました。
無料ですが、事前予約が必要です。
前日に申し込んだので、イベントは満席で参加できませんでしたが、印刷工程のツアーをちらっと覗くことができました。
1階が印刷所で活字や印刷機などが展示されており、2階は展示室と制作室になっていて企画展やしおり作りなどの体験ができます。
しおりづくりは、テキンを使って活版印刷の体験が申し込みなしでできました。
ほしおさなえさんの『活版印刷三日月堂』シリーズでテキンの存在は知っていましたが、実物を見るのは初めてだったので感慨もひとしおでした。
猫のしおりが作れたのもうれしい。
印刷所ツアーは参加してみたいので、また行ってみたいと思っています。
夜の予定の前に、3箇所も回れたのでなかなかの充実度でした。
この後の美味しいものも、想像以上に美味しかったので大満足の1日となりました。