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【.*人生は出会いにより無限に変わる.*】
私は幼い頃から犬が好きで好きでたまらなかった。
やっとお迎えした可愛い可愛いヨークシャーテリア。
愛しくて愛しくてたまらなかった。
でも預け先の交通事故で2歳の時に亡くなってしまった。
あまりのショックにペットロスになり、
ちゃんと道路に出ないよう教えてあげられなかった
留守番で寂しい思いをさせた
自責の念にも駆られて、
「自分に犬と暮らす資格はない」
「もう二度と犬とは暮らさない」と心に誓った。
のだが
彼は7年後満面の笑みで私の元に帰ってきた。
そう、冒頭の写真の彼だ。
真夜中に突然知人からの連絡
「ちょっとこの子飼えない!?」
「朝に保健所に連れていかれるんだって!」
無我夢中で迎えに走った。
しっかりと躾をして、素敵な里親さんを自分の手で探して届ける
それが愛するわが子への報いだと思った。
だがしかし、その捨てられた仔犬は愛する死んだはずのわが子だった。
(そう思いたかっただけどもいうが)
わが子と同じ、生後4か月4キロの男の子。
毛がもしゃもしゃだったけど、顔もそっくりだった。
母は犬が嫌いだったので、びっくりしないように置手紙をし、
こっそり部屋に連れていき朝まで「吠えたらだめよ」と抱っこして寝た。
そして、二代目としてわが家に迎えられたのだ。
家族みんなが帰ってきたね、といった。
里親さんにお渡しできるほど躾が入らず、そのままわが子になった。
強引な方法ではあったが、そうでもしないと私はきっと受け入れられなかったと思うから、また会えてよかったのかな。
今度こそ最期まで、看取るまで
そう決めて、なるべく寂しい思いをさせないようにと考えた結果が、
「犬とできる仕事を作る」
そう、独立への布石はこの子だ。
私がペットの救急隊になったのも
災害の仕事を始めたのも
きっかけはこの子がくれた。
日本縦断した時も、この子がたくさんの人とつないでくれた。
この子がいたから、たくさんの人が話しかけてくれた。
わたしの人生を変えた出会いは、
更にたくさんの人生を変えるきっかけを作り続けてくれている。
初代・二代目ともに名前は王子。
出会えてよかった。
これからもよろしくね。
※ちなみにこの子に一番人生を変えられたのは、私の母だ。
犬嫌いだったのに、今では誰よりも愛情を注いでいる。