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【2020年note書き初め】スポーツの事例から見る良いTeamの定義

新年明けましておめでとうございます!2020年、初noteです。

以下の記事を参考にネット全体に奉仕する企画をまずは3ヶ月続けてみようと思います。週1回の奉仕予定なので、3月末までにはきっと12回の奉仕をしていることでしょう。

今回は「スポーツの事例から見る良いTeamの定義」についてまとめてみようと思います。

まさに流行語年間大賞のイメージの話です。

FC今治の岡田武史オーナーに学ぶ!良いTeamのために必要な要素

引用した記事を一部抜粋する形式でまとめていきます。

①主体的で自分で判断出来る選手を育てる
②夢を言葉にして発信、志の高い目標を共有する
③「自分が正義じゃない」と言い聞かせて、相手の意見を聞く

「サッカーの型を作って、16歳までに教え込もうと思って始めた。まず型を教えてから、16歳、高校生ぐらいからチーム戦術を落とし込んでいく。そういうトライがしたかった。そうすれば主体的で、自分で判断できる選手を育成できるんじゃないか、と」
代表取締役会長に就任した時に、2025年までにJ1で常時優勝を争い、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で優勝をめざし、5人以上の日本代表選手を輩出する中長期ビジョンも定められている。無理だと笑われるかもしれない。それでも、夢を言葉にして発信していかなければ周囲も動かない。
そこで大事なのが、志の高い目標を共有すること。目標というのは、本気で目指せばものすごく大きな力になる。そのために僕は2010年のワールドカップの2年前に、三つのことを選手に要求したんです。
一つはボール際で勝つこと。もう一つは、1人の選手が今より1km多く走ること。サッカーのフィールドプレーヤーは1試合で約10km走るので、10人が1kmずつ余計に走ったら、プレーヤーが1人増える計算になるでしょ。最後の一つは、中距離パスの精度を上げること。その練習方法を代表候補の選手に渡したんだけど、彼らはそれを自分の所属するクラブチームで、普段の練習にプラスしてやらなきゃいけないわけです。
2年先の、自分が選ばれるかわからないワールドカップに向けた練習をどうしたらやってくれるのか。それを考えて「俺は本気でベスト4を目指すやつとワールドカップに行く」と手紙を書いたり、選手に会うたびに言ってたんです。
遠藤(保仁)って選手がいるじゃない。あいつの腹、ぶよぶよだったの。だから「お前、その腹でベスト4行けると思うか?」と言ったら必死になってトレーニングしてくるんですよ。もちろんその過程で選手との衝突とかも起こるんだけど、それを乗り越えて、ようやくみんなが本気でベスト4を目指すようになる。
僕が心に留めていることは「俺だけが正義じゃない」ということ。今までは常に自分が正しいと思ってたし、今でも部下の仕事を見て「俺がやったほうが早い」とか思っちゃうんだけど、そこで「いや、違うやろ」と自分に言い聞かせてます。
自分が今気を付けていることです。今までは自分が正義だと思っていました。相手が何かを言ってきたときに「それは違うだろ」というスタンスだったが、今は「自分は正義じゃない」と言い聞かせながら、相手の意見を聞くようにしています。僕だけが正義じゃない。自分が「これでいけ!」と言った方が早いと思うときもあるけど、「それは違う、自分は正義じゃない」と言い聞かせるように努力しています

日本ラグビー協会コーチングディレクターの中竹竜二氏に学ぶ!良いTeamのために必要な要素

引用した記事を一部抜粋する形式でまとめていきます。

①自分らしさでチームを導いていくオーセンティックリーダーシップ
②「勝て! 勝て!」ではなく、「ベストを尽くせ」と伝える
③勝つチームには非公式のリーダーがいる

従来のようなリーダーではなく、自分の弱さをさらけ出すことで、最後は選手たちとうまくやれるようになったし、優勝もできた。スキルや能力ではなく、どれだけ早いうちに自分をさらけ出し、仲間から認めてもらうかが大事だと思いました。
中竹さんが解説した『FCバルセロナ 常勝の組織学』には、フットボールには5つの文化があると書かれています。

・スターモデル型……個人スキルの高いスター選手を集めるレアル・マドリード
・オートクラシー型……オーナーの独裁色が強いチェルシー
・ビューロクラシー型……統計分析に基づく移籍・補強。リバプールなど
・エンジニアリング型……規律を重視するボルジア・ドルトムント
・コミットメント型……チームへの献身を重んじるFCバルセロナ

とのこと。常勝チームになるには、一人ひとりのエンゲージメントを求める、スターに頼らないバルセロナ型がよいそうで、この本では、そのコミットメントがどのようなものか解説されています。

その例として紹介されたのは、チーム内に、スタメンではなくてもふるまいを統制する非公式なリーダーがいることや、自分らしさを大切にする、オーセンティックリーダーシップを全員に求めること、下部組織のトライアウトでさえ、コーチングや指示の必要がないほど自主的に全力でやっていることなどでした。
私のメインの仕事はコーチのコーチなのですが、コーチの中には「シリアルウィニングコーチ」、すなわち「連続的に勝ち続けるコーチ」と呼ばれる人たちがいるんですよ。彼らの特徴の一つとしてはっきり言えるのは、意外に思えるでしょうが、「勝て! 勝て!」と選手に言わないこと。会社でも、例えば上司が「売り上げを伸ばせ!」と言ってもそう簡単にはいかないじゃないですか。それと同じです。

じゃあなんと言うのかというと「ベストを尽くせ」。これ、すごくシンプルな言葉なんですけど、実は脳の働き的にも大きな違いがあります。要は「勝つ」というのは結果論で、なおかつ相手がいるからコントロールできない。人間は自分でコントロールできないことを命令されると脳が委縮するようです。
でも「ベストを尽くす」、つまり自分の力を最大限に出すのは自らがコントローラブルなことだから、パフォーマンスが上がると言われているんですよ。
私は、誰もがリーダーになれると思っているんですよ。私の中のリーダーの定義は、組織に対して責任ではなく“責任感”を持っていること。

千葉ジェッツふなばし代表取締役会長島田 慎二氏に学ぶ!良いTeamのために必要な要素

引用した記事を一部抜粋する形式でまとめていきます。

①理念への共感と浸透
②ぶれないでやり続けるリーダーシップ
③理念に基づく目標設定と目標達成のための行動

はい。以前、お金の力で実績のあるヘッドコーチや選手を連れてきても、ぜんぜん勝てないときがあったんです。

理念に共感しているメンバーでないと、チームは1つになれない。そう気がついて、理念をつくり、理念に共感して、選手たちに浸透させることができるコーチを呼んだ。すると、想像以上に早く成果が出たんです。
人間って、マインドセットをして、行動に起こして、それをいかに継続化して習慣化するかが大事。その連続性が社風であり組織風土なんです。そして、その組織風土を作るのはやっぱり経営理念。すべて原点回帰するわけです。だから、ポイントは経営理念とそれを繋いでいくための、ぶれないでやりつづけるリーダーシップだと思っています。
つまり実績のある選手や監督をチームに招き入れたんですけど、全然勝てなくて、費用対効果の悪いチーム作りと言われていた。なぜ勝てないのかと考えたとき、私は会社では自ら経営理念を掲げ、勝つ確率を上げるためのアプローチをいろいろと試みていたけれど、クラブチームに関しては、会社が稼いだお金で雇った監督に丸投げしていたんですよ。

それじゃダメで、会社と同じようにチームも理念や哲学、カルチャーを持っていないと勝てない。それに気づいてから、我々の理念に共鳴してくれそうな監督に声をかけて、その中で一番はっきりビジョンを示してくれたのが、現ヘッドコーチの大野篤史さんなんです。
全員がチームの理念を共有し、その理念のもとで何を実現するかという目標を明確にする。それを達成するためにどう行動すべきか各々で突き詰めることで、自ずとチームとしてのクオリティも上がってくるんですよね。

青山学院大学陸上競技部長距離ブロックの監督原 晋氏に学ぶ!良いTeamのために必要な要素

引用した記事を一部抜粋する形式でまとめていきます。

目標設定と半歩先の出来ることの実行の繰り返し
②継続的なコミュニケーション、小さい成功体験による信頼関係構築
③自分で考え、行動

目標をきちんと定めて、半歩先のできることをやらせていく、その繰り返しです。
監督が独裁的にやるのではなく、選手と信頼関係を築き、コミュニケーションを取りながら行うことですね。そのために必要なのは、選手としての実績をつくらせてあげることです。箱根駅伝に限らず、個々の自己ベストを引き出してあげれば、選手は「この人についていけば伸びる」と信頼するようになります。
うちはキーワードを与えて、自分で考え、行動させるスタイルです。言われたとおりにやるだけの人間になってしまったら、社会で通用しませんから。考える訓練をしていたら、どの業種についても、やっていけます。

あとは社会で求められる能力を身につけること。今だったら、一番はコミュニケーション能力でしょうね。二番は突破力かな? あるいは計画力、分析力。だったら、今取り組んでいるスポーツを通して、そうした力が身につくようにしてあげればいいわけです。

まとめ

今までの内容をまとめ。

FC今治の岡田武史オーナーに学ぶ!良いTeamのために必要な要素

①主体的で自分で判断出来る選手を育てる
②夢を言葉にして発信、志の高い目標を共有する
③「自分が正義じゃない」と言い聞かせて、相手の意見を聞く

日本ラグビー協会コーチングディレクターの中竹竜二氏に学ぶ!良いTeamのために必要な要素

①自分らしさでチームを導いていくオーセンティックリーダーシップ
②「勝て! 勝て!」ではなく、「ベストを尽くせ」と伝える
③勝つチームには非公式のリーダーがいる

千葉ジェッツふなばし代表取締役会長島田 慎二氏に学ぶ!良いTeamのために必要な要素

①理念への共感と浸透
②ぶれないでやり続けるリーダーシップ
③理念に基づく目標設定と目標達成のための行動

青山学院大学陸上競技部長距離ブロックの監督原 晋氏に学ぶ!良いTeamのために必要な要素

①目標設定と半歩先の出来ることの実行の繰り返し
②継続的なコミュニケーション、小さい成功体験による信頼関係構築
③自分で考え、行動

感想

サッカーもラクビーもバスケも陸上も勝ち続けるチームに必要な要素は非常に似ている。

理念を大切にし、継続的に浸透施策を打つ。

そして、リーダーとしての振る舞いが大切だ。

自分らしいリーダーシップを発揮してチーム内の信頼関係構築に努めよう。


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