その人にとっては良くても他の人もそうだとは限らないよねという話
こんにちは。
がっきーです!
さて、今回は全ての人にとって必ずしも【良い】になるとは限らないというテーマでお話ししたいと思います。
【圧倒的勘違い】
社会人1年目の当初、僕はある自社製品に対して、この良さは誰にでも評価してもらえるだろうという「勘違い」をしていました。
なぜかと言うと、使ってくださっている多くのクライアントから「この商品は本当に素晴らしい」「なんでもっと早くに教えてくれなかったんだ」などといった評価を聞いてきたからでした。
また商品自体での差別化が難しくなってきたこのご時世でこうした評価を頂いていることもあり、変に自信を持ってしまっていました。
「もしかしたら全てのお客様にとって評価(良いと思ってもらえる)されるのではないか」と。
【お客様からのある一言で勘違いをしていたことに気づかされた】
ある商談でのこと。
おすすめの商品はないかとお客様から逆提案を受けました。
そこで紹介したのが先述の商品〇〇。
その際、「お客様の知り合いであるAさんも〇〇を気に入ってご使用していただいています」と説明しました。
お客様からは「なるほど、これはぜひ試してみたい」と前のめりになって検討していただけることに。
そして後日、試作の評価を聞きに行きました。
「先日の〇〇はいかかでしたか」と高評価の話を聞けるのだろうと勝手に内心で決めつけて聞きました。
ですがお客様からは当時の僕にとって衝撃の発言を受けました。
「正直、僕の求めているものではありませんでした。後日、Aさんからこれを気に入って使っている話を直接聞きました。しかし、僕が求めているモノとは違います」
立て続けに「Aさんが良いからと言って他の人も同様に良いと感じる訳ではありません。人の感性、求めてるモノに合わないこともあります」と。
まさかの評価に僕は唖然として言葉を発することができなかったのを覚えています。
おそらく僕が社会人1年目でまだ営業をし始めたばかりということを考慮、こうした現実を丁寧に教えてくれたのだと思います。
本当にこの方には感謝しかありませんが、当時は大変ショックでした。
現にそのお客様の元へはそこから数ヶ月足を運ぶことができていませんでした。
至極当たり前の事に気づけていなったことは、恥ずかしい限りです。
【結論:その人にとっては良かったとしても別の人にとっても同様とは限らない】
当然のことですが、全ての人にってメリットになる良いものはそんなに多くはないと思います。
往々にして、ある人にとっては役に立ちありがたいものになったとしても、別の人からしたら何の役にも立たないモノだったりする。
例えば電池を使用するモノがないのに、人から電池を紹介されても貰っても何の役にも立ちません。
充電式なので必要ありませんと一蹴されて終わりですよね。
極端な例ですが、この失敗をしたからこそ改めて実体験として学び得ることができました。
以降、僕はあくまで人には合う合わないという二項対立の上に物事が成り立っている事を意識して仕事に取り組むようになりました。
またなぜか仮に提案して採用されなかったとしても「あ、これはお客様の感性には合ってなかったんだな。じゃあ何が合っているんだろう」と落ち込むどころかむしろ探究心が芽生えくる様にもなってきました。笑
以上、モノの捉え方や切り取り方は人によって様々であり、そのことに一喜一憂しても意味がないというお話しでした。
最後まで読んでくださりありがとうございました。