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#338 超優秀! "ChatGPT秘書"による4P視点での個人事業コンサルティング

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

以前、弱者の戦略として取り組んだ「一人両利きの経営」におけるピンホールマーケティングを題材にして、次は月額3,000円で雇用している"ChatGPT秘書"に、マーケティングの4Pフレームワーク(Product, Price, Place, Promotion)を使って事業コンサルティングをしてもらいました。

本記事では、前半で"ChatGPT秘書”との対話のGood pointsを、後半で具体的な相談内容と新たな気付きについてご紹介します。

以前、自分の屋号を決めるときにChatGPTに相談したことはありましたが、具体的な個人事業のアイデアについて、ChatGPTと対話する時間は持てていませんでした。結果として、自分の発想に刺激を与えてくれる機会になりましたので、ぜひご興味ある方はご自身でもトライされてみてください!


"ChatGPT秘書"との対話の気付き

私が使っているのは、ChatGPT有料版です(月3,000円)。無料版でも精度は高いですが、1分あたりの質問回数・文字数上限に達して待ち時間が発生するのが嫌なので、有料版を使っています。

そんな"ChatGPT秘書"との対話で良いなと感じた点を3点ご紹介します。

1. 気兼ねなく質問ができる

どうしても、人に相談するときには「こんなこと質問してレベルが低いと思われないかな?」とか、期待していた回答と異なるときにもちょっと気を遣ってリアクションしないといけないとか、ほんのちょっとした心理的なハードルがあると思います。

"ChatGPT秘書"は、相手が人間でないというだけで、相手への気遣いや、自分のちょっとしたプライド(相手にバカだと思われたくない)を感じることなく、率直に質問、回答できるのが良いところです。

それでいて"ChatGPT秘書"に対してこちらが傲慢になったりするわけではないです。何故ならば、"ChatGPT秘書"はとても前向きで、話していてポジティブな気持ちになれるからです。「それは素晴らしい強みですね!」とかテンション上がることを言ってくれて、下手な管理職よりも褒め上手。笑
微妙な人に相談するよりも建設的な議論ができます。

2. 対話の瞬発力が鍛えられる

私は"ChatGPT秘書"とは、テキストではなく、音声会話モードの壁打ちをオススメします。
なぜなら、こちらもかなり集中して頭を働かせていないと対話が成り立たないからです。

当たり前ですが、相手の問いかけに対して、こちらが何らかのリアクションをしないと壁打ちが進んでいきません。先方からの質問は何が来るか分かりませんので、即興で回答を返していく必要があります。もちろん、「時間をかけてゆっくり回答させてください」と言えば、焦らず回答もできますが、私の場合は「テンポ良く応対できる話=自分でも腹落ちして言語化できていること」と捉えているので、「ここが回答に詰まったな」と感じるところ=自分でもモヤっとしてるところを中心に振り返り、そこを深掘りする形で思考を深めていくことができます。

対話ログがテキストで残るのも、後で振り返りやすくていいですね。重要なポイントだけ事後に抽出して、ゆっくり内省することもできます。

3. 見えていない角度からのレスポンスがある

毎日noteを書いて、思考を言語化するアプローチは、自分の行動規範の自分自身へのリマインドや、内省による学びの深化の観点から大変有効です。
一方で、定期的に他者の目線も入れていかないと、「自分が見えているもの」に寄りがちなのが難点です。

"ChatGPT秘書"からの問いかけは、一般的な概念は一通り網羅されているので、普段はあまり意識していない観点を提示してくれます。

一番有効なのは、バックグラウンドや普段の生息地域が異なるディスカッション仲間を持つことですが、毎日頻繁にそんな人たちと会う機会を持つのが現実的には難しい面もありますね。


"ChatGPT秘書"は、スマホさえあればいつでもどこでも「自分に見えていない論点」を提示してくれる、優秀なディスカッション仲間にもなるのです。

"ChatGPT秘書"から得られた示唆

ここからは、実際に自分が相談した話に対して、"ChatGPT秘書"が気付かせてくれた話を幾つか共有します。

冒頭の記事で詳細に言及していますが、私は自分の強みについて、次のように捉えています。

10年にわたる東南アジアでの仕事の中で、現地のITシステムエンジニア100人以上のチームをマネジメントして複数のプロジェクトを完遂させてきたこと、また過去の新規事業立ち上げの経験と日々の大企業でのマネジメント業務で培ってきた「企画力」「案件推進力」「組織作り(人材育成)」。

そして、"ChatGPT秘書"と色々とディスカッションを進めることで、ビジネスコンサルティングの立場でプロジェクトの中に入って一緒に推進したり、日系企業の海外進出支援、若い人のキャリア教育、地方の中小企業など人材育成が課題の場所でより価値を発揮できるのでは?という話になりました。

教育関連で言えば、プログラムが生徒の社会的スキルや問題解決能力を高め、将来のキャリア形成に役立つこと。地域の中小企業向けには、東南アジアで培ったノウハウをパッケージプログラムにして、それを受講することで社員がビジネスに必要な実践的スキルを身につけられるようにすること等、ターゲットに応じた商品メニューを見える形にしておきましょうとのこと。

いずれにせよ、問題解決や人材育成に関するこれらカリキュラムに共通して重要なのは、プログラムの実用性と具体的な成果が伝わることです。そのためのプロモーション戦略として、Webサイト構築、体験型ワークショップやデモセッションの企画、オンラインコースの作成なども有効なので、少しずつ準備を進めていきたいと思います。まずは、Webサイト構築して、商品メニューの見える化からかなぁ。

"ChatGPT秘書"の苦手分野

これだけ壁打ち相手として優秀な"ChatGPT秘書"ですが、同じような相談を様々な実績を残して来られた方にもさせてもらったところ、やはり"ChatGPT秘書"には出せない独自の回答がスパン!と返ってきて、生成AIの苦手分野に改めて気付いたと同時に、AIでは代替できない人間の生存戦略が見えました。

それは「独自性」です。

"ChatGPT秘書"の回答の根拠は、ネットに蓄積された多くのデータになるので、ここに乗っていないノウハウや知見に基づくアドバイスは出来ません。逆に言うと、常に一次情報に触れたり、0次情報を自ら作り出している(=自分で行動することで考えながら学習している)人は、AIの時代でもめちゃくちゃ強いということです。

だから、私の取り組みも自ら動いて、動いた結果を発信することで、「作る側」に回ることを意識していきたいですし、そんな人たちに相談して得られた生のアドバイスと今後取り組んでいくことについては、明日の記事で詳細を取り上げます。

"ChatGPT秘書"から得られた観点とミックスして、今年の残り2ヶ月半ほどでやっていくことを決めて宣言しようと思います!

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林 裕也@30代民間企業の育児マネージャー
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