【今でしょ!note#45】 今を踊る 〜星野源さんを目指した30歳〜
おはようございます。林でございます。
今日は、私が30歳になるタイミングで衝撃を受けた星野源さんの楽曲から、「今を踊る」ことについて話します。
みなさん、今を踊っていますか?
私の30歳を象徴するWeek End
Week Endは、2015年12月にリリースされた「YELLOW DANCER」に収録されています。
星野源さんの楽曲はメジャーなものしか聞いたことがなく、この曲を知ったのも確か2017年頃だったと思います。
知り合いにこの曲いいよと勧められて何となく聞いたのですが、独特のおしゃれな世界観と30歳になるかならないかくらいで、自分の人生に勢いがついてきた時期と重なったりして、思わず引き込まれました。
特に、この歌詞。
そうか、自分は何となく毎日を生きているわけではなく、この社会・世の中というステージに立って、日々踊っているんだ。
今、この瞬間の世界の構成員の一人として「今を踊っている」と考えた時に、どうせ踊るなら派手に踊ってやりたい!と考えるようになりました。
「今を踊る」とは?
そのように考えていくと、毎日の見え方が少し変わるようになりました。
名作として名高いAbout Timeのワンシーンでも、最後の方でただ上司に怒られてしょんぼりしているだけのシーンと、タイムトラベルして戻ってきた同じシーンで上司に怒られている間に、その上司が見えていない角度で上司をからかうシーンがありました(すごくピンポイントなシーンの引用でごめんなさい)。
あまり伝わっていない気がしますが笑、私が目指すのはああいう時間の捉え方です。
ちょっとした日常の1コマに対しても、少しだけその瞬間を面白おかしくする要素を加えることで、同じ現実でもちょっとした楽しさを与えるような存在でありたい、そう考えています。
未来からタイムトラベルして帰ってきた今を生きていると捉えて、ちょっとだけ人に優しくしてみるとか、かけようか迷った言葉をかけてみるとか、そういう風に「今」を過ごしたいと考えるようになりました。
そして、格好悪くてもいいから、自分のステージで、自分なりのダンスを踊る。
世の中で良いとされているものに踊らされて、ただトレンドを追い求めていくのではなく、周囲が良いと評価するものに自分を合わせていくのではなく、「自分はこれが好きで、こうしたいからこうしている」と胸を張って言えるような、そんな選択と行動をしていきたい。これが私にとって、「今を踊る」ということです。
友人からは、「遊びに誘っても、来たいと思う時には来るけど、そうでない時や他に優先したいものがある時には徹底的に来ないよね」と言われたことが何度もあります。
これまでは、「当たり前だろう」と、あまりこのことについて何とも思っていませんでしたが、「自分はこうしたい」を軸に持ち、周囲の反対にあっても信念を貫けるような、そんな30代を目指そうという気持ちになりました。
星野源さんを目指した30歳
私が30歳になった時に、星野源さんは35歳でした。
作曲、楽器、歌、作家、役者・・・などなど、その活躍のフィールドは多岐にわたり、しかもそれぞれのクオリティが高い。
「あと5年で星野源さん並みの活躍をするぞ!」と意気込んだものの、ハードルはかなり高いと感じていました。
そして今、すでに36歳になってしまい、あの時の星野源さんの年齢を超えてしまったと考えると、本当にまだまだやりたいことをやりきれていないという気がしてきます。
それぞれのステージで、自分にしかできないダンスを踊ればいいわけですから、別に作曲や歌で誰かの元気を与えることはできなくても構いません。
私は、一般的な会社員で、小さいけど個性的なメンバーで構成されたチームのマネージャーの立場で、社内では大きめのプロジェクトの推進を担当しています。
そして、家では2歳と0歳の子どもがいて、日々その成長を楽しみながら、同じ時間を過ごしています。
こうやって考えていることを書くためにインプットをしたり、健康維持と楽しみを兼ねてランニングをしたり、週末には料理を作ることをはじめたり、年に1回海外旅行に行ったり、たまに少ししかいない友達と会ったり、と並べてみると別にキラキラした要素は全くありません。
ただ、本当に大事なものは、常に地味な日常の中にあると考えていて、圧倒的に多い地味な時間をいかにFruitfulなものにできるか。それぞれの場面・立場で、「あぁ今日も楽しかった」と感じながら寝て、次はこういう新しいこともやってみよう、と色々チャレンジできていれば、万々歳です。
決して星野源さんのようにはなれていませんが、自分にしかできないやり方で、自分がよいと思っている価値観に基づいて行動できているか、という観点では、この30歳前半の過ごし方としては、自分に80点くらいをあげたいです。
自分の年齢を2倍する
私は今36歳で、生まれてからこれまでと同じ時間が経てば、72歳になります。
これまでの時間が長かったとはあまり感じておらず、気がついたらもう36年も経っていた、という感覚のほうが近いです。
会いたいと思った人にはすぐに会い、行きたいと思った場所にはすぐに行くのも、これまでは当たり前にできていましたが、今後も同じようにそれができるとは限りません。
そう考えていくと、別に生き急ぐわけではありませんが、人生ってとても短いと感じます。
元気に動けるうちに、行きたい場所には行って、会いたい人には会って、見たいものは見て、食べたいものは食べておく。
Die with zeroではありませんが、お金は死んだら持っていけないからできるだけ効果的にドンドン使っていきたいですし、何より貴重な時間資源を退屈な会議や残業、何となく惰性で過ごす時間に投下したくありません(ただぼーっとすると決めた時間は、惰性で過ごしているわけではない)。
「時間あたり満足度」="Satisfaction per Time"とでも言いましょうか、タイパとはちょっと違う、自分の人生の1秒1秒の充実度や満足度が高く、濃度の濃い時間を過ごしていくこと、これが「今を踊る」感覚に近いです。
今日は、ポエマー的な記事になってしまいましたが、私が自分の時間の過ごし方について考えていることをシェアさせてもらいました。
人生はあっという間なので、ちょっとでもやろうかどうか迷っていることがあれば、とりあえずやってみましょう!
私も何となくワクワクするもの、こっちに行ったら楽しそうかも?と直感的に感じたことには、躊躇せずに飛び込んでいきたいと思います。
それでは、今日もよい1日をお過ごしください。
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