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#277 子連れ倉敷&高松奮闘記8【完結編】 リアルタイム旅行記のススメ

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

3歳と1歳の子どもを連れて、1週間の倉敷&高松旅行に行きまして、昨日無事に東京に戻ってきました。(冒頭の写真は、はじめて使った高松空港)

前半は倉敷美観地区で大原美術館などを楽しみ、中盤は小豆島で海を見ながら過ごし、後半は高松市内で夏休みの時間を過ごしました。

これまでの経緯は、昨日までの記事でまとめていますので、まだ読まれてない方は、ぜひこちらもご覧ください!

今日は、今回の旅行の完結編として、リアルタイム旅行記を書くことの効果と、今後1テーマずつ取り上げて詳細深掘りしたいものをご紹介したいと思います。

真夏の子連れ旅行、うちの子どもは疲れてくるとすぐに「抱っこ!」となるので、親の体力が試されるのは事実ですが、とにかく無理しないこと。予め旅に余白を作っておくことで、実現可能と感じています。

そうなると1週間くらい確保しないとなかなか難しく、お金がかかる面も当然あるのですが、うちは旅行以外にはあまりお金を使わないので、まぁいいかなと。
フローで進んでいく毎日で、日々の出来事が忘却されて終わり、にならないよう、基本的には毎日家族が起きる前に文章にしてきました。

今日は完結編として、今回旅行に来たからこそ気付いた点をご紹介します。

リアルタイム旅行記の効果

まずは、リアルタイム旅行記を書くことの効果について、まとめておきます。

私は、昨年11月から毎日noteを書き始めて、それ以降に旅行や出張などで出かけた場所では、出来るだけリアルタイムで、旅行先での気付きを文書にまとめてきました。

直近の大きな旅行では、今年3月に家族で2週間の子連れオーストラリアに行き、その際も子連れ海外旅行の実体験から得られたヒントや、現地でのトラブル、オススメの旅プランについて、ご紹介しています。

旅先でも旅行記を書く良さはいくつか感じているのですが、主なものを2つご紹介します。

旅行の記憶を「ストック」にできる

旅行中は、次の予定についつい気を取られがちで、目まぐるしく毎日が過ぎていきますので、特にフロー形で時間が過ぎていきがちですよね。

で、旅行が終わってから振り返りを試みるのですが、今回のように1週間近く行っていると、初日とか2日目に何をしたとか、その場で感じたことって意外と忘れているものです。

栓をしていないお風呂の湯水の如く、勢いよく様々な情報が自分の中に入ってくるのですが、同時に勢いよく流れて行ってしまう感覚です。
せっかく旅先で得られたもの、考えたこと、着想したものがあるのに、入ってきた瞬間に忘却が始まっている。普段よりも新たに入ってくる情報が多いからこそ、どんなに印象的な景色も温度も言葉も、ほとんど掴めないまま、手のひらから溢れ落ちていく感覚を持っています。

リアルタイム旅行記をつけることで、まだ記憶が新しいうちに、感じたことを「ストック」にできるんですね。お風呂に栓をするイメージです。
で、少し時間が経って読み直してみて、あの時気になった話について、もう少し深掘りして調べてみようかな、となる。ここから、本当の学びが始まると思うのです。

旅行の醍醐味が、日常の景色とは異なるものに触れて、その刺激を一緒に行く人と共有することにあるとすれば、単に「あの場所綺麗だったね、あの料理が美味しかったね」の記憶の中に留めておくだけでは勿体無いかなと。

せっかく自分の時間とお金をかけているので、そこから得られるものを最大化できる手段になり得ます。

旅行の経験を「コンテンツ」にできる

旅行はまさに選択の連続。自ら選んだ時間の使い方から得られるものは、まさに十人十色のオリジナルストーリーです。

全く同じ旅程であっても、そこに足を運んだ日の天気やイベント、自分と、同行者の年齢や体調は再現性がなく、またそこから感じるものも人それぞれなので、こんなに面白い唯一無二の連続ドラマはないのでは?と感じています。

旅行は、もちろん家族や大事な人とゆっくり時間を過ごし、楽しい思い出を共有することが主目的ではあります。一方で、その経験を文章などのまとまった形にしておくことで、唯一無二のドラマ収録とも捉えられると思うのです。
一番の視聴者は自分自身。仮に人生そのものが自分が主人公のドラマなのだとしたら、「もう一度見たい!」と思っても、過ぎた時間を見ることはできません。

以下の記事でもご紹介しているのですが、私は結婚式をハワイで挙げた際、台風直撃でフライトが全キャンセル、挙式の日程を直前で変更する等、それはもうドタバタの連続で、それまでの人生の中で最もタフな時間を過ごしました。

たった5年前のことですが、今改めて当時どういうことを感じていたのか?を知りたくても、細かいところは全く思い出せません。
「あんなに辛い結婚式をやり切ったのだから、大抵のことは何とかなる」と、妻との結束は間違いなく強まったのですが、その具体的な過程がなかなか思い出せない。
今過ごしている時間も、5年後に「倉敷と高松に行ったんだけど、何したっけな?」となっている自信があるので、こうして書き記して、コンテンツにしておきたいと考えているわけです。

今後深掘りをしてみたいテーマ

今後記事にするなどして深掘りしたいテーマをご紹介していきます。

倉敷美観地区の観光地としての強さ

倉敷、小豆島、高松と、細かく周りながら1週間を過ごしたわけですが、やはり倉敷の観光地としての圧倒的な強さを感じました。
綺麗な街並みとか、自然豊かな場所は、日本にもたくさんありますが、あの面積で日本固有の昔からの街並みが保存されている地域ってなかなかないです。

しかも、大原孫三郎氏のような偉人の歴史が同時に保存されており、同じ岡山県出身でどう時代を生きた人で犬養毅氏のような人物もいます。近代史に活躍した人なので、現在に繋がる会社や仕組みも多く、これは面白いな、と。

母方の先祖が大原家、父方の先祖が犬養家の犬養拓さんは、美観地区で「株式会社行雲」の代表を務められていて、noteで発信もされています。今回の旅がきっかけで犬養さんの発信内容も見るようになって、共感する考えも多かったので、どこかでまたご紹介できればと思っています。

リベラルアーツを学ぶと人格に深みが出る

今回最大の学びは、大原美術館に行き、三浦館長と田中慶子さんのVoicy対談解説を聞きながら作品を鑑賞できたことです。

これまで、アートに興味が持てなかった私ですが、歴史背景やある人物の生き方とセットで見ることで、情報が立体的に感じられました。
また、作品は、見る人に「問い」を与えてくる、という見方を理解して、ようやく美術館の楽しみ方の第一歩が理解できた気がします。

醤油の歴史と木桶職人プロジェクト

小豆島で訪問した「ヤマロク醤油」さんの醸造見学も強烈でした。
日本における醤油の歴史を一度勉強して、マクロでの醤油産業の現在地とクロスで理解してみたいと感じています。

「木桶職人復活プロジェクト」の今度の動向についてもウォッチしていきたいですし、「木桶による発酵文化サミット」のようなイベントにも、一度足を運んでみようかなと。

ドーミーインを運営する共立メンテナンス社

高松では、色々な宿泊場所に子連れ宿泊してみて、感じたことが多くありました。特に、元々ドーミーイン一強と思ってましたが、対抗馬が色々と出てきています。ドーミーインを運営する会社って、ホテル事業がメインと思いきや、有価証券報告書などを見ていると、もともと給食事業や寮事業を営んでいる会社なんですよね。

この辺りのルーツも深掘りすることで、昨日ご紹介した「住むホテル」のコンセプトをより多角的に理解できると思っているので、近々ご紹介しますね。

このように、たった1週間の旅行でしたが、それまで全く興味を持っていなかった分野も含め、好奇心が広がって抑えきれません!
これこそが旅行の、また「リアルタイム旅行記」が持つ魅力だと感じています。

それでは、今日もよい1日をお過ごしください!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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林 裕也@30代民間企業の育児マネージャー
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