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#416 木下斉さんのVoicy過去回ベストランキングTop5 解説!
いかがお過ごしでしょうか。林でございます。
明日、2025年1月1日より、音声配信プラットフォームのVoicyでプレミアムリスナーVIP制度がスタートするようです。
https://voicy.zendesk.com/hc/ja/articles/41278449290265-プレミアムリスナー-VIPに関する記事はこちら
現状のプレミアムリスナーの上位プランに位置するもので、noteのメンバーシップのように参加期間中は過去のプレミアム放送も含めて全て聴き放題になるとのこと。
現状のプレミアム制度では、月刊マガジンを購入するような感覚で、購入した対象月のものしか聞けないですが、過去分を一気に聞きたいとか、他のリスナーのオススメ放送を選んで聞きたい!という方には合っていそうな仕組みです。
私自身も、気になる方のVIP会員になってみて、面白そうな放送をピックアップして試しに聴いてみようかと思っていますが、唯一2021年の初期の頃からプレミアムリスナーである木下斉さんの放送については、全ての月を購入済です。だから、これから木下さんのVIPになってみようと考えている方には、自分だからこそのオススメをご案内できるかなと。
そこで、2023年までの放送を対象に、林チョイスの「勝手にベストランキングTop5」を発表します!
全て「心を揺さぶる・喝を入れてくれる・勉強になる」良い放送なのですが、あえて林の好みに寄せています。
「音楽アーティストの本当に良い曲は、シングルCDのB面にしかない(世代によっては伝わらない例え)」的なもんだとご理解ください。笑
第一位 未来のない爺が未来の計画を進める愚
勿体ぶっても仕方ないということで、林ルールで、いきなり1位から発表です。笑
2021年1月の放送で、「ズバリ言いますよ!」の放送名の通り、本当に「ここまでズバリ言う人がいるのか!」と大変関心したのがこの放送でした。
それまでの自分は、何かの経験が長い・ポジションが上であるというだけで、直接的には分からないがおそらくすごい人なのだろう・・と考えがちでした。自分より経験が長い人や年配の人に対して勝手に謙遜していた部分が多かったように感じます。
しかし、同世代の木下さんが、相手が若者だからと舐めた態度でかかってきた不勉強な爺を撃退した、というような趣旨の話をされているのを聞き、目が覚めるような思いをしたのを覚えています。
これを機に、自分としても何か吹っ切れたというか、普段の生活で出会う相手に対しても、年齢とか役職で判断するのでなく、相手が何をしているか、言っているかによりフォーカスするようになりました。たとえ年齢や役職が上であろうと、不勉強な人、自分より若い人に対して横柄な態度をする人には、心の中で「小物だな」と感じるようになりました。
年寄りばかりで未来の話をするのはおかしいし、年齢問わずまともな人は自分より若い人であれど敬意を持って接する。このような当たり前の話をしてくれた放送で、勝手に木下さんに親近感が湧いたきっかけの放送でした。
第二位 やる側の人間、やらない側の人間
これは多くの方が挙げられていますが、2023年2月のこちらの放送は、定期的に自分に喝を入れてくれる放送です。Voicyを聴いていて、思わず電車の中にも関わらず涙を流してしまったのは、後にも先にもこの放送だけです。
私は、幸いなことに今のところ健康な身体を持ち、行こうと思えば行きたいところにも行けて、やりたいこともできます。しかし世の中には、どんなに強くやりたい!と望んでも、健康上の理由や身体的な理由でそれが叶わない人がいます。
多くの人は、そのような制限がないにも関わらず、あまりにも「できない理由」をウダウダ言って「やらない側」に回ってしまっている人が多い。
この放送を聴いてから、自分は「やる側の人間」を選択しないと、生き様としてあまりにダサすぎることを認識しました。
この放送から2年近くが経とうとしていますが、言い訳しそうな時に「やれる側にいるにも関わらず、やる側に回らない自分はダサい」ということを、ベースのマインドセットとして叩きこんでくれました。
第三位 仕事の第一宇宙速度
2023年11月のこの放送は、それまで自分が仕事をしていて感じていたことを「第一宇宙速度」という表現で見事に言語化してくれた放送です。
全3回にわたる放送ですが、仕事も楕円軌道に行くために必要な第一宇宙速度のようなもので、一定の速度を超えられないと何も形にできない、という趣旨の話です。
これは本当に共感するところで、何事も旬な時期というのがあって、その旬なタイミングで求められているものをさっとドラフトして出していかないと、何も形にできないんですよね。クオリティが完璧でも、旬の時期が終わった仕事というのは、ほとんど価値を失っています。
周囲のできる人は皆即レス、とにかく判断が早く、自分のところでボールを持ちません。また、初速がとにかく早いです。
私がnoteを書いている理由の一つは、この初速を上げるためのトレーニングですが、改めて仕事が遅いと切り拓ける人生も切り拓けないことを深く理解しました。そのためにも、まずは試しに作ってみる、使ってみる、というフットワークの軽さを忘れてはならないという気持ちにさせてくれる放送です。
第四位 3つの要素で理解する「貧しくなった日本人」
次は、2021年10月の放送です。
給与・社会保険料・金利のいずれかにフォーカスして、戦後から現代を辿った解説は多く見られますが、この3つの要素をリンクさせて考える視点の重要性を解いてくれており、大変勉強になります。
特に、どうしても「給与」が上がった・下がったに注目されがちですが、収入の「入口」だけでなく「出口」に注目すること。それらを時間軸で理解することで、自分たちの親の世代と今が全く状況が異なることをデータを持って理解できます。
2021年当時は、旅先の部屋の露天風呂に入りながら必死で放送の内容を理解しようとしていたのですが、どうしたらこんな分析が出来るのか・・?と不思議に思っていました。
しかし、そこから3年が経ってようやく、この放送は2019年に執筆されていた記事がベースであったことを知り、改めて「書く」ことの凄まじさを感じています。
やはり書いてトレーニングしないと、自分の言葉で話すこともできないことを教えてくれる放送でもありました。
第五位 冷戦時代から学ぶ、ウクライナ情勢後の日本の立ち位置
最後は、2022年4月の、東西の新冷戦とも呼ばれる地政学に関する解説です。
全部で第6回にわたる大作なのですが、地政学とその歴史的な流れについて、非常に分かりやすく解説いただいているので必聴です。
この放送の解説は、2013年の日本経済新聞の「経済でも冷戦を戦った日本 日米外交60年の瞬間」という連載がベースになっています。この連載も非常に分かりやすいのですが、このような良質なインプットを教えてくれるのも大きな価値だと感じています。
単純に「ロシアがウクライナに侵攻した」くらいの今の事実ばかり目を向けていても、今後自分たちはどうすれば良いのか?の仮説など到底浮かんできません。
「賢者は歴史に学ぶ」とはよく言ったもので、この放送の解説を聴いて、歴史的背景を抑えるだけで、今起きていることへの理解度がかなり違ってきますし、「これからはこうなっていきそうだ」という見立てが立てられるようになってきます。
まとめ
2021〜2023年の3年間から選ぶだけでも、かなり迷いました。
この5つから泣く泣く落とした放送もありますが、苦渋の選択でした。笑
第4回にわたる解説モノは、どれも中身が分厚く、かつ非常に明快で面白いものが多いので、迷った方はそのような放送を選んで見られると良いと思います!
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