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#306 「自分ハッシュタグ」の掛け合わせで見るブルーオーシャン

いかがお過ごしでしょうか。林でございます。

今日は、自分の本業にも個人事業にも活かせるであろうブルーオーシャンの領域を見つけるための、自分ならではのユニークな戦い方を考えてみたいと思います。

強みの掛け合わせで唯一無二の存在になろう!という考え方は、社内でチームメンバーに対してこれまで繰り返し伝えてきた話になりますが、定期的に「自分ハッシュタグ」について考えるのは、その時々での興味・関心で若干変わったりするので、有効だなと感じています。

数年前に、社内で「自分ハッシュタグ」の組み合わせで、競技人口が極力少ない領域を考えて発表したことがありますが、今回、改めて考えてみて、数年前に考えたのとはまた違った角度で思い浮かんできました。

また、同じような事象を指していても、ハッシュタグの名前の付け方で、切り取っている面が異なると感じたのも面白いところです。

私が今回整理した自分ハッシュタグの掛け算は、
「IT」×「グローバル」×「組織マネジメント」×「発信」です。

それぞれ単品で見ればレッドオーシャンなタグばかりですが、ここまで掛け合わせれば、一人ではないにせよ、ある程度までは絞られて来るのかなと。
結構、タグの全面に持ってくるものを迷ったりしながら考えてみたので、色々迷った経緯も含めて、どのように考えたのか、ご紹介します。


「IT」

最初のタグが非常に迷ったところになりますが、「IT」としました。
IT業界における業務経験が15年近くあり、情報システムの開発メソッド(ウォーターフォール、アジャイル)、PMBOK(プロジェクト管理におけるベストプラクティス)、特に金融系システム、業務アプリケーション開発に関する専門的な知識や経験を有しています。

資格についても、この周辺を中心に取得しており、高度情報処理試験に分類される「データベーススペシャリスト」や「プロジェクトマネージャ」などを持っています。

特に、現状の業務運用のBPR系の超上流コンサルを通じて、最適な全体像を設計し、業務フローなどの仕様書に落としこみ、実際に協力会社などの関係者を巻き込みながら実装してデリバリまでやり抜くところを得意技としています。

少し汎化させると、プロジェクトベースの仕事を企画して立ち上げるところから、リスクマネジメントしながら、様々な問題が発生してもめげずに最後までメンバーとやり抜くことそのものが自分の強みであり、その意味で「IT」ではなく「プロジェクト企画・実行」みたいなタグの方がしっくり来るかも?と迷ったところです。

また、ITを活用した新規事業創発にも数年携わっており、複数の大学などで非常勤講師としてイベントでの登壇や、海外留学生向けの授業を持ったこともあります。

「グローバル」

10年近い東南アジアでの仕事を通じて、日本人以外の価値観やバックグラウンドを持つメンバーとの協業・マネジメントを通じて、成果を出していくことを2番目のハッシュタグとしました。

ビジネスの場で必要な英語でのコミュニケーションも可能ですが、英語が話せるどうこうというよりも、海外の人とも、いかにお互いに信頼関係を構築できるか、ということの方が大事だと思っています。

そういう意味で、東南アジア現地のシステムエンジニアたちと一緒に長年様々なプロジェクトに取り組んできて、信頼できる仲間たちがいることも財産ですし、現地のお客さんとも仲良くさせてもらって、何かあればずぐに「日本からこっちに来い」と召集がかかる関係性を築きながら取り組んでこれたのが自信にも繋がっているように思います。

本当に色んな人がいるので、時には、インドの早口英語で、当時20代後半の私に対して「お前は何歳だ?俺の方がこの分野で経験があるんだから、俺の言っていることが正しい」みたいにまくし立ててきたエリートコンサルがいて、「お前は年齢でしか仕事をしていないのか。経験の長さだけで仕事してる時点でお前は二流だ」みたいにやり合うこともありましたが笑、そんなのも含めてバチバチ議論しながら進めていくタフな交渉なども経験してきました。

「組織マネジメント」

第三のタグとしては、組織作りやチームビルディングといった、現状の管理職業務に関するハッシュタグを挙げました。
大学の頃から経営学部で人的資源管理を学んできて、「組織論」や「リーダーシップ」、「モチベーション」の分野に興味があり、IT関連の仕事に就いたのも、ITが好きだったというよりも、ITを使って何かを作り上げるのはプロジェクトベースの仕事になることから、同じプロジェクトは二度とないところで、どう仲間と協業して成果を出していくか、に惹かれたからです。

特に「Enjoy!管理職」が自分独自のテーマで、「管理職になりたくない」「管理職は罰ゲーム」と捉える人が多い中で、マネジメントの面白さを後輩に伝えていくことをやってきています。(自分もやる前は、本当にやりたくなかったので、ネガティブに捉える気持ちは非常によく分かります)

「管理職は、頭の固いオッサンばかり」とか「仕事はつまらないもの」みたいな雰囲気を壊していくための活動を、勉強会や日々のコミュニケーションの中で取り組んできており、今後は社外の仲間ともこのあたりの取り組みを強化したいと考えています。
ここ数十年、日本に閉塞感があるのは、人生の中で相対的に時間を占める割合が多い働く場での活力が全体として失われているからだと考えており、働く人が活き活き働くために、身近にいる管理職が果たせる役割って結構大きいと思ってます。

だから、社外も含めた同世代のミドルマネージャーと「理不尽なことばかりだけど、それでもマネージャーってエキサイティングだよね」という価値観を共有し、より多くの若い人たちにポジティブな影響を与えられる活動に取り組んでいきたいと考えています。

「発信」

意外と大企業に勤務している管理職が、まさにOn-goingで向き合っている問題や、グローバルな仕事やマネジメント業務から得られた「今そこにある」知見について、個人で社外も含めた場所に発信している人って少ないと感じています。

だから大企業の外から見た大企業の中のことって伝わりにくい部分があると思うし、3点目でも述べた「管理職の楽しさ」なんかも若い世代に伝わっていないのではないかな?と。

私は、去年からnote投稿を続けてきているわけですが、その前には、誰からも求められない中で、仕事で出会った人との会話や本を読んで気付いたことを、他部署を含めた社内の人に3,000字程度で、「林先生の今でしょ!ブログ」という名のメルマガをほぼ毎日配信する、というのをやっていました。

当時、メルマガ登録者は50名程度でしたが、私があるテーマについて記事を書き、それに対して他の人も返信して議論が起こる、みたいなことが起きており、今振り返るとオンラインコミュニティのような感じで面白かったです。(途中で、後輩から「このメルマガコミュニティでオフ会しましょ!」と言われたこともあります)

文章を書くことを通じて、自分が経験していることを体系的にまとめて他のある分野に適用したり、物事を考えるのが好きなので、社外への発信をやることが少ない領域だからこそ、自分オリジナルで続けていきたいと考えています。

まとめ

今回、自分ならではの尖った強み起点でブルーオーシャンを見つけることを目的として、「ハッシュタグ掛け合わせの棚卸し」をしてみましたが、確かに今後リソースを集中させていくべき注力領域が自分の中でクリアになった気がします。

皆さんも、ぜひ自分オリジナルな価値は何か?を言語化されてみてはいかがでしょうか。

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林 裕也@30代民間企業の育児マネージャー
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