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おおきに、いいなぁ

昨日から京都に来ているのだけど、昨日の夜は、以前来た時に食べた洋食屋さんに行くことにした。

桜や鴨川を見た帰り道に立ち寄った感じだった。

以前行った時のことは、詳しくはこの記事に書いてある。

このタイトルの通り、ハンバーグが美味しかった。個人的には、今も上位にくるぐらい美味いと思っている。

それで、その美味しさに惹かれて、また今回食べたくて、ここに行くことにした。

前回美味しかったものが、次の時には美味しくなくなるなんてことはあるはずもなく、今回も美味しかった。

食べて減っていくハンバーグに惜しさを感じるほどに美味しいし、夢中で食べた。ちなみにここは、セットでおからも一緒に出てくるのだけどそれも美味しい。

僕は学校の給食で「おからは美味しくない」と思うようになったけれど、ここのは普通に美味しくて、おから嫌いが治った。

話が逸れたけれど、全部を食べたあとは、お会計をして店を出た。その時、(おそらく)店主の方が「おおきに」と言った。

僕はいいなぁと思った。京都に来ていることを感じられたからだろう。「おおきに」は、関東圏に暮らしている限りでは、まず聞くことがない。普段なら店を出た時にかけられる言葉は、「ありがとうございました」だ。

だから、新鮮ですごく惹かれた。

また、「おおきに」を聞くのはその時だけじゃなかった。

そのお店を出たあとに、近くの豆腐屋さんで湯葉を買ったのだけど、その時にも、おばちゃんが「おおきに」と言っていた。

この時も、また僕は「いいなぁ」と思った。

ただ、方言を聞けるのは「おおきに」と言ってもらう場面だけではない。普通に注文する時のお店の人のイントネーションが違うことだってある。

あるいは、一人旅をしていると、後ろや近くを歩いている人の話が聞こえてしまうのだけど、その時の言葉遣いにも方言がある。具体的には、「〜やから」とか、語尾に「や」がついた言葉をよく聞く。

こういうのも、旅行の醍醐味だろう。風景とか観光ではなく、ただその街に行くだけで味わえる、日常とは異なる言葉。 

せっかくなら、色んなところに行って方言を聞いてみたい。そんなことを思った。

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