足るを知る。
おはようございます。杉本です。
たまには真面目な話を。唐突ですが、おれは10代も半ばの頃、お金持ちになりたかったです。
やたら大きい家や、高級車に憧れた時期もあります。これでもおれは、勤労の義務なるものを果たし続けて10年以上が経過していますが、あの頃夢見た生活にたどり着いたかと言えばそれはもう全くです。
とは言え、嫁さんがいて、サーフィン時代に出会った本当に大切な親友がいて、友達がいて。写真界隈でも数年前に出来た師匠やその繋がりが作ってくれた友達と仲良くしていて。おれは幸せだなと思っていました。
そして、その幸せと別に、写真で叶えたい夢や目的がありました。それは例えば本を出すとか、雑誌に載るとか、登壇するとか他にも色々、叶ったものも有ればまだまだなものもある道半ばですが。
つまりチャレンジですね。幸せとチャレンジ。おれにはどちらもあったので、自分なりに満たされてる部分の大きさみたいなものは理解してました。
ところが、今年の2月に河津である写真家が開催した写真教室のサポートに入りました。それをきっかけにその方々が手掛けるオンラインサロンの講師になったりもしました。その過程でですね、とてつもない出会いの激流にさらされました。
尋常ではない量の出会いです。おれはおれ自身を狭く深くの付き合いの中で生きていくタイプだと思っていたんですね。30年くらい。
なので割と最初は仕事メンタルでした。踏み込まないと言うのがおれのスタイルだと思ってたし、実際仲良い友達は結構いますが、その人たちの数がすごく増えると言うことは少なかったと思います。
ところが、関わっていくうちにですね、それをしあわせな事だと思うようになりました。写真教室やサロンの方々とのやりとり、写真展を通じて繋がった人たち、あらゆる人がおれにとって大切なんだと思えるようになりました。
おれは恥ずかしいのが嫌いだし、不器用で表現が得意ではないのでこの事を日々の中で伝えるのはなかなか苦手なんですが、本当に、おれを巻き込んでくれる仲間に対する感謝を特に最近強く感じています。
何が言いたいかと言うとおれが昔追い求めていた幸せより遥かに大きな幸せの中にいる自分に気付いて、そしてその事を言葉にして伝えたいと思ったのです。
みんなへ。
いつもありがとう。
ただそれだけを伝えるのにこれだけの前置きが必要になるあたり、まだまだだと思うけどこれからもよろしくお願いします。
最近友達を撮るためのカメラを買ったんです。
まだ撮ってない人がいっぱいいるので、会ったら撮らせてくださいね。