web3の観点から食文化の発展に取り組むにあたって
はじめまして、ArtiLampsの藤澤(@yuya_fujisawa)です。
ArtiLampsは、web3を基軸として食文化の発展に向けて取り組んでいる企業です。
自分の思い描きたいこととかずっとモヤモヤしていたのですが、ようやく自分の中である程度まとまったのでnoteにして発信してみようと思った次第です。
弊社の取り組みを、web3業界の人にはもちろん、食文化の発展に直接関わりのある飲食業界の人にも理解していただきたいので、今後は定期的に発信していけたらと思っています。
「食文化が何を指すのか」、「web3とは」、についてはこのあと述べますが、web3については「新しいインターネットの時代」と捉えていただければと思います。
食文化の発展に触れる真意
さて、食文化の発展と言ってもかなり漠然としているので、少し触れていきます。
食産業には、肉、魚、野菜、その他諸々と多くの生産者以外にも様々な人が関わっています。僕が想像し得ない職業もたくさんあるでしょう。
食産業における課題も多々あり、食料自給率等々を始め、僕らがよく聞く問題だけでもかなり深刻です。
いつか、これらの問題も根本から解決したいとは思っていますが、現状の課題を解決していくにはまだまだ力量も度量も足りないので、出来ることから始めていこうと思っています。
前置きとして僕の経歴を語りますと、元々は三ツ星レストランで料理をしていました。
そこから、外資系暗号資産取引所の日本法人でCOOを経験し、現在の会社を立ち上げるに至ります。
食とweb3のバックグラウンドを持つ僕だからこそ出来ることはないかと色々模索をしまして、現在の取り組みをスタートさせたわけです。
なので、結論を申しますと、僕が掲げる食文化の発展とは一つのテーブルを囲んで食を味わう文化の向上が基本であり、最低限進めていきたい文化の維持と発展になります。
これらを食育とも言いますが、レストランへ赴き食事を味わう一連の行動をもっと心から楽しんでほしいと思っています。
参考:政府広報オンライン 食育
ただ腹を満たすだけの作業は何の面白みもないと思っていまして、そういった現象はコロナ禍から特に顕著に見られますが、デリバリーサービスの普及も相まって今後さらに加速していくと思われます。
正直なところ僕自身、普段時間がない時は朝昼晩と食事をかき込んで終えることが多々ありますが、せめて休日の時だけでもゆったりと食事を楽しみたいと意識はしているところです。
食とは衣食住の根幹であり、また人をつなぐための支えになります。
web3の重要点とも言えるコミュニティの形成は食文化なしでは成り立たないと思っています。
もちろん、web3の起点は技術革新ではありますが、生活基盤を整えることこそがイノベーションの柱であると考えており、それが食であると信じています。
そもそもweb3とは。
冒頭で「web3は新しいインターネット」という簡単な説明をしましたが、web3はあらゆる方面でイノベーションを起こせると僕は信じています。
web3は誰もが「新しい価値の創造」と「社会課題の解決」に貢献することができると期待されており、その画期的な側面が大きな注目を集めています。
web3は新たな経済活動分野として期待されており、根幹とも言えるブロックチェーンはあらゆる分野において有用的であるため、web3を実現させる上でも大事な要素です。
飲食分野でも認知されているトレーサビリティもブロックチェーンの技術であり、今後も更に発展されて実用的になっていきます。
web3は今や国家戦略としても掲げられており、経団連による「web3推進戦略の提言」や岸田内閣による「スタートアップ育成5か年計画」にもweb3は盛り込まれています。
つまり、web3は巨大企業や政府機関が力を入れて取り組んでいる大いに将来性のある分野というわけです。
web3を取り組む意義について
ここまでweb3について、将来性がありイノベーションを起こせるので力を入れていくべき分野であるということを述べてきました。
他方で、「web3が将来浸透するのは分かったけど、今取り組む必要があるのか?」という疑問は残ります。
実際に色々な方とディスカッションしていく中でそういう質問を投げかけられることはありますし、もっと普及してからでも良いのではと思う人も少なくないと思います。
先日、Twitterを買収して話題になったイーロンマスク氏はちょうど一年ほど前、こんなことを言っていました。
確かにweb3なんて日々生活していると全く感じないですし、世界的にも有名な暗号資産取引所であるFTXが倒産したことで悪いイメージを持った人もいるかと思います。
まだまだ発展途上の分野なので様々なリスクが想定されますし、非中央集権的な社会を目指す上でも懸念材料はたくさんあります。
しかし、文明やイノベーションというのはそういう意見を押し除けることで日々発展してきました。
世界の流れは自分達が想像しているよりもずっと早く、思い描いている幻想的なことなんて簡単に実現してしまうのです。
初期のコロナ禍ではあらゆる非接触が求められたことでデジタル化が大幅に進み、従来換算で数十年分の変化を感じられました。
今回の出来事をきっかけとして、体感スピードに合わせて文明やイノベーションが大幅に加速していく可能性があります。
日本も世界と戦えるようにとあらゆる体制を整え始めています。
僕らも来たる未来に向けて色々な取り組みを模索し、取り組んでいます。
なので、一般浸透してからゆっくり取り組めばいいなんて言わないでください。
未来永劫、食文化を発展させ続けるために、僕らと一緒に大きく躍進していきましょう。
もうちょっとweb3への理解を深めたい方は以下の記事を読んでみてください。
とてもまとまっていて良記事です。
web3におけるイノベーションの捉え方について
ここまでweb3において取り組むべき理由や懸念点等々に触れてきました。
ただ、大いに期待されているweb3といえど、イノベーションを起こすためには様々な課題を具体化させながらビジョンを描いていく必要があります。
飲食業界でずっと問題となっている人手不足もweb3がもたらすイノベーションで解決できる可能性があります。
今や人手不足に関しては他分野でも起こっている現象であり飲食業界だけの問題ではありませんが、具体的な課題や解決法は今もなお共有されていません。
しかし、この問題を一つ解決するだけでもあらゆる課題との間にあるギャップを一つ解消できるかもしれないわけです。
web3の技術基盤であるブロックチェーンはプライバシーやセキュリティを高めるための存在から、今は「新しいインターネット」として探求し活用され始めています。
価値の移転もトークンの使用によって行われ、あらゆる問題を解決するために必要なインセンティブ構造を修正することにもつながります。
何が言いたいのかというと、「イノベーションとは色んな分野の疑問や課題をつなぎ合わせること」であり、次の問題を解決するきっかけになり得るわけです。
なので、最適解に辿り着くには、あらゆる手段を模索し試行錯誤しながら進むべきなのです。
僕らは食文化を、将来的にも可能性のあるweb3で大きく発展させていきたいと考えています。
参考: web3革命 - 分散化は、イノベーションと進歩のための新たな機会を提供するか -
最後になりますが、面白いと思ったものを一つ。
これは19世紀のSF小説で書かれた「20世紀の車」だそうです。
19世紀の未来予想では「ロボット馬車」しか想像できないわけです。
つまり、実現させたいものを作るには、少しずつピースを集めるように新しいものに触れていく必要があるのです。
ジョブズもシュンペーターもイノベーションを題材にすると必ず出てくるくらい有名な方々ですが、彼らが言うには「イノベーション=技術革新」ではないらしいです。
イノベーションとは「新結合」であり、「一見、関係なさそうな事柄を結びつける思考」と表現されています。
馬車の改良を続けてもより速い馬車が出来上がるだけであり、本来の目的である「目的地に『できるだけ早く』疲れずに移動したい」というニーズへは遠回りになります。
今一度思考をフラットにして、目標達成するためには何が最適解なのか、を探し続ける必要があるわけです。
参考:
・誤解されたイノベーションの本当の意味とは
・未来を予測する確実な方法とは
最後に
長々と書きましたが、読んでいただきありがとうございました。
今回は初回だったので、web3の説明や所信表明といった感じでしたが、次回以降はビジネスモデルや将来のプランニングなどを書いていこうと思っています。
食もweb3もとても奥が深く、やり甲斐のある分野です。
この二つを結び付けることでイノベーションを起こし、web3を軸に食文化の発展を支えていきたいと心から思っています。
食産業のデジタル化も同時並行で進めていき、一気に世界基準の産業にしていきたいです。
少しでも共感いただけた企業様は是非とも気軽にご連絡ください。
自社のデジタル化(DX化)に困っているという企業様からもウェルカムです。
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