#5 「上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え」を読んだ話
題記、自己啓発本を読んだのでその感想を記していこうと思う。
こちらの本を手に取ったきっかけは、以前読書会に誘ってくれた友人からの紹介本だからだ。
①構成→②言いたいこと→③伝わったこと→④感想の順でまとめていく。
①構成
本の構成は秀逸と感じた。なぜなら自己啓発本なのに、すべて語り口調であり口語が用いられていたから。先に、「物語」があり、次にそれを父からの手紙として、解説と啓発で構成される。自己啓発本はあまり読まない私だが、このような構成は初めてである。
・語り口調のため、自己啓発本という障壁を小さくしていること。
・物語を先に読ませ課題を共通認識にして、後の解説に説得力が増して共感が得られること。
こう考えると、本の人気を支えるのは「共感」でないかと思う。これはamazonでもレビューが多く、平均した評点も高いことに裏付けられる。
②この本が言いたいこと
言いたいことは大きく2つ。
・本を読むこと。
・人生を謳歌する方法を説いたこと(筆者の教え成功する秘訣なるものが5つくらい?)
③この本から伝わったこと
上記2つから私に伝わったことを述べる。
1点目の本を読むことについて。
個人的には、この項が一番刺さった。言わずもがな、本は筆者の経験を疑似体験をすることができる。そこに間違いも成功も載っている。過去の失敗が記載されている。私は、その疑似体験をどう活かせばわからなかったから、読書会の参加や、noteに記すなどしてアウトプットを行い、言語化することにこだわることを考えた。行動の前にまずは「言語化」して整理することから始まると考えているからだ。
さて、じゃあ何をしようか。2点目に記載する。
2点目の人生を謳歌することについて。
私が刺さったのは、失敗を恐れず勇気を持ってチャレンジすること。物語のなかの主人公は、自分に言い訳をしてすべての行動を後にして考えてきた。今の40~50、60代の大人たちの物語にも思える内容だった。ありきたりな言葉であるが、なかなかチャレンジする勇気、即ち今まで積み上げてきたものを捨てて一歩踏み出す勇気は私もなかなか出ないが、踏み出す精神力を養うことは必要だなと感じた。それは私がこの本を読んで行動することである。
・どんな時でも自分に負けないこと。
これが出来れば私は精神力を強くすることができると考えている。正直、他の誰よりも自分が一番私に厳しいから、成功は自分を納得させることで作り上げていこうを思った。
④感想
①構成から忌憚なく述べると、「この本がすごい。」と感動している人たちの気が知れない。というか、この本が売れる日本では、思考停止している人が多いと感じる。なぜなら、読む最中に考えなくていいから。そういった意味でこの本の構成は秀逸と述べた。
内容に関して、私にそこまで刺さらなかった。物語も前半?くらいで、何だこいつの行動は?と思ったし、共感ができなかったからである。だから、私はすでに世間一般からずれているのだと思ったし、それでよく大企業でやっているなとも思った。
また、この本では「成功者」という言葉が出てきており、定義を敢えてしない。その理由は、人それぞれで成功の定義が異なるからであろう。これはいい題材があったので、次の記事にでも書こうと思う。
以上
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