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私の中の黒木渚 ver12.0「黄昏ハッピーモンキーボーイ」
note開設、2周年らしい。時が流れるのは早い。
当代、このライブで、メンヘラに対する問いが、
自分の中で腑に堕ちると思った。
が、しかし。永久に解ける問いではなかった。
いい意味で。
7/15 下北沢CLUB251
「さめざめ15th Anniversary
黄昏ハッピービッチガール~東京編~」
しばらくぶりの下北沢。
真新しい小田急の駅を出ると、
これぞシモキタな感じの商店街。
やっぱり古着屋さん多いな。なんて思っていたら、
居酒屋の隙間にちょこんと佇むライブハウス。
看板がすでに味がある。わくわくが止まらない。
ライブハウスって何故こんなに気持ちがあがるのか。
元ジャニオタである私。
数々の会場を渡り歩いているが、ドームやアリーナ公演とは違う、ライブハウスにしかない良さ。
以前お会いした事がある方から挨拶をいただいたり、
ライブの名前通りに黄昏ていると、
いよいよ開場の時間。
チケットぴあで予約していた私。
何故か、だいぶ早く呼ばれる私。
並んでいる方々には申し訳なく思いながら、
いざ階段を降りると、受付へ。
スタッフさん「お目当てはどなたですか?」
私 「お、お目当て??」
スタッフさん「どちらのバンドかという…」
私 「あ!渚です!!」
ライブハウス慣れして無さすぎてこの様。
しかも渚さんを呼び捨てる慌て方。
ドリンク代600円は華麗に用意していたのに。
そんな話はどうでも良いのです。
狭いのです。最高の意味で。ステージがそこなのです。
私ね。双眼鏡でアーティストを見る共和国出身な訳ですよ。毎回note書く耽美に言ってるんですけど、ライブハウスは近過ぎて脳内不理解、器器回回に陥る訳ですね。
そして調子に乗って、ビールなんて頼むから
ライブ中に尿意を催すことになるのですね。
もう文章でふざけるのはよそうね。
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下北沢CLUB251
「さめざめ15th Anniversary
黄昏ハッピービッチガール~東京編~」
すぐに渚さんだった。
頭ひとつ突き抜ける、スタイルの良さ。
綺麗な衣装。
ほほえむと、目がなくなる笑顔。
「シャンパングラスの中、さかさまの雨が降る」
約1年前。Billboardで聴いた時はジャズが構築され最高に良かった、ジャズが似合う曲だった。
今回は違う。耳にスッと入ってくる感覚。
フィルターが一切無いんだ。
渚さんの声が何も経由せずに耳へやってくる。
「ニヶ月前、手首を切りました。」
メンヘラセットリスト、と今回渚さんは言っていたね。
新曲も頷くように良かった。だけどね。
私は、全てウェットが掻っ攫っていったと思う。
ウェットを歌う渚さん。
最高に似合っていたよ。
ひっそり閉じようと思った一生に、
斬撃深く刻めたんじゃないかな、
さめざめ。
予習した中で1番好きになった曲。
ロックキャンディをすぐ歌ってくれて、
もう疲れたと諦めた日からいままで、
ぜんぜん何も完成していない、死ぬまでこんなかな
テンポが上がり、言葉が上向きになっていく。
何度も心が裂けても懲りずに、
僕らは今日も生きてる
予習したときも、そうだし、
ライブで聴いたときも、
「良いじゃん」って心の中で呟いた。
さめざめのさおりさんは、
メンヘラという言葉を
具体的に表現してくれる貴重な人だ。
実体験を書くのはどうかとも思うが、私はこれまで他の人からメンヘラと言われるような人と付き合った経験がある。
第三者から見れば、メンヘラは重い。束縛。
といったネガティブな考え方が羅列する。
だけど、その程度で片付くような生き物ではない。
人を思いやる気持ちは誰よりもあると思う。
やっぱりメンヘラには答えが存在しない。
それはあなたの当て付けだ。
1人の人間に対して、
メンヘラという言葉の暴力を振るってるだけだ。
1つの個性として認識すれば良いだけ。
ただそれだけ。
上辺だけの言葉を書き殴りしといて、私は。
それが出来ないのが人間だね。私含めて。
最低。
ロックキャンディ。
もう既に私のApple musicのプレイリスト入り。
渚さんのおかげで、
またアーティストを見つけることができた。
今年も、全力であなたを推そうと思うよ。
この数年、
人生が変化したからその恩返しをしなくちゃ。
以上。