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社会には「慣らすべきストレス」と「慣れなくていいストレス」がある
こんにちは。スパイディです。
日曜の日の入りもあと僅かになり、
完全週休二日制の仕事が企業の50%を占めると言われる日本(※転職グッド調べ)で、
明日からの仕事を考えると頭が痛くなる
いわゆるサザエさん現象が起きている人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな方達へ
記事を見た後に『働くことに関して気が楽になる考え方の一つ』をご紹介したいと思います。
◾︎転職の原因第1位は上司先輩との人間関係
突然ではありますが、
みなさんが働く上でストレスに感じること、沢山あると思います。残念ながら皆様からここで全てのお話を聞くことが出来ませんが、その原因の多くが「人間関係」と答える人が多いのではないでしょうか。
少なくとも私は上司との人間関係が悩みの種でした。
新卒入社時、配属されたチームの上司は高圧的かつ粘着質な性分でいつも時間に余裕のない人でした。
まだ右も左も分からないのに上司からは成果物のクオリティと納期を厳しく追及され
こんな日々が後何十年も続くのか…。と肩を落とす毎日でした。
そんな時、私はある言葉に救われたのです。
◾人間︎関係の深さは、自分が相手に安心して望める返報値の量に比例する。
エドガー・H・シャインという社会心理学者がいます。彼は心理学と組織論を深掘りすることが多く、先の言葉も彼が残したものです。
つまるところ人間関係がうまくいく人は「自分の期待値と相手のパフォーマンス値をほぼ上振れることもなく、下振れることもなくイコールで受け取れる人だ」というのです。
私は普段の仕事において、
上司から叱られたり、執拗に詰められていることばかりを気に病み落ち込んでいました。
よくよく考えてみれば、成果物に対して相手がどこまで求めているのか、何の要求をしているのか、ポイントはどこなのか。
以上をしっかりおさえていたか自信が持てません。
むしろ、勝手に自分のモチベーションを保つため与えられていた仕事にサブ目標を立て、そこに力を入れすぎてメインの目標が達されていないなんてことがあったかもしれません。
相手もチームの一員ですから、無闇矢鱈にげきを飛ばしているのではないでしょう。(怒られている当事者がそう思ってしまうのはよくわかりますが…)
エドガーが言うように、自分と相手のギブアンドテイクの天秤がどこかでずれていただけだ。と俯瞰して事態を見ることができれば、
苦手な人の見方・ストレスの量もだいぶ変わっていくのではないでしょうか。
◾︎他人を信じるとは、次の二つを意味する
①その人間との関係の中で、自分がどんな価値を主張しても、理解され、受け入れてもらえること。
②相手が自分を利用したり、打ち明けた情報を自分の不利になるように用いたりしないこと。
上記2つはエドガーが社会において人間関係を良好に保つ上で大事な要素と説いています。
反対に、性格的に気が合わない人やどうしてもあの人には自分が割りを食う仕事ばかりさせられてると思う人は、この2項目がうまく達せられてない可能性があります。
どんな関係でも、当事者が相手にどれだけ自身を打ち明けることができるかが大事なことだと
エドガーの言葉から分かります。
社会に出れば、「我慢しなければいけない事象・ストレス」をさまざま体験すると思います。
しかし、その多くが先人の言葉(特に心理学)で、「慣らすことのできる事象・ストレス」に変換することが可能です。
これは決して洗脳や荒療治と考えていただきたくありませんし、
本当に自身の辛い時はその環境から逃げると言う選択をするべきだと私も心得ております。
ただ、時点で感じているストレスの量や種類は耐えうるものなのかどうか、
この記事で紹介した考え方を参考に振り返っていただければ幸いです。
今後もこのストレスにまつわる様々な投稿をしてみたいと思います。
それでは。良いサザエさんを。