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子連れ朝の惨事。目指せムーミンママ


じゆーほんぽうな子どもたちを決まったじかんに家から出発させるのはなかなか忍耐がいる。

朝8時。3歳、9歳、14歳を牧羊犬のようにどうにかこうにか車に誘導し、運転席に乗りエンジンをかける頃には、すでに汗と疲れがたらりとたれる。


なぜ皆家を出る直前に重要事項を言うのでしょうか

「きょう、牛乳パックいるよ」
「弁当いらないんだった」
「うんちでそう」



それらはすべて最低でも出発30分前に知り得たい情報です。(3歳以外)

時間を逆算することや、先を見越して考える思考が、このじゆーな人たちにはないらしい。

「学校にいく」ということを考えるのは、
「学校にいくために、靴を履くために、ひもをむすんでいるとき」
にようやく考えるのである。

ある意味ほんとうに
「いま、この瞬間」を生きてる人たちであるし、それはきっとこの人たちの良いところでもあり、子どもだけの特権であり、子どもらしさでもあるかもしれないので、
そこを責めてもしょうがないのかもしれない。
よってここは、大人になってその能力を失ってしまった私が、30分前行動を心がけるしかないのだ。

玄関を出るとダンゴムシを見つけてしばらく観察している娘をひっぱりたくもないし、
「朝から素敵な観察ね。思う存分見なさいな」
と言えるようなムーミンママになりたい。


とハンドルを握りながら思うのですがなかなかできません。
みんなを送り出し、出勤するために電車に乗る頃には、はぁ〜と大きなため息がでてしまう、そんな朝のはじまり。チーン。さて今日もがんばろう


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