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くどうれいんさんの「日記の練習」を読んで、日記をはじめてみた


くどうれいんさんの「日記の練習」を読みました。


「おもしろいから書くのではない、書いているからどんどんおもしろいことが増える」

そんな帯の文章にも惹かれ読んでみたけれど、とてもとてもよかったです。おもしろかったというか、温泉に入ってあたたまった気分。と思いました。読み終わったら、からだがポカポカしてしまったようです。

じぶんに置き換えても、書くことのハードルがずいぶん下がり、今まで「これくらいは書かないとな」という呪いをじぶんでじぶんにかけていたんだなぁ。と気づかされ、もっとのびのびやってみよーと思えました。


noteに書くことは読んでもらうってことで日記になるのかな?はわからないけど、さっそく書いてみました。





アクエリアス(月)
久しぶりに熱をだし、久しぶりにアクエリアスをたくさん飲んだ。ひとくち口に含んだら、夏の部活を思い出し(アクエリアスってこんなにおいしいんだった)と青春アクエリアス味がよみがえり、CMみたいにグビグビ飲んだ。そういえば前風邪ひいたときもまったく同じことを思ったんだった。それなのに普段からいつでも飲もうと思わないのってなんでだろう。って毛布を口までひっぱりながら思った。

熱がでると、日常のすべてを放棄してもゆるされるので、頭がボーッとしながらも、そんなどうでもよいことを考えたりすることがある。身体はツラくても普段の時間軸から堂々と解き放たれるところだけは発熱時の唯一きらいじゃないところだったりする。あと下っ腹が引っ込むこと。あぁでもグッタリ。グビグビグビー



では君の感情を尊重します(火)
小4の次男が、学校で歌の会をやって帰ってきた。目の前で感想を書いているので、のぞいてみると、最後の方に「ずっと立っていてつかれた。全体的につまらなかった」と書いてある。 オーマイガー。待つのだ。息子よ。そのまま提出してはならぬ。と、病み上がりで思った。「何か楽しかったところとか良かったこともあるでしょ?」「ううん。なかった」「ひとつもなかったの?」「だってほんとうにずっと立ってたんだよ。つまらなかったのに、たのしかったです。って書くなんてヘンじゃん」と息子から一喝。
それもそうだ。感想なんだから。思ったことを書いていい。では君の感情を尊重します。







おじいさんのおとしもの(水)
寒い。前を歩いてたおじいさんが、トトロのハンカチをおとしたのでひろって渡した。じぶんで買ったのかな。それともプレゼントかな。と想像しながら歩いた。ちょっとだけあったかくなった。



換気扇の掃除がしたい(木)
とずっと思っています。



ワンチャンがわからない(金)
「ワンチャン」という言葉の使い方がわからない。そもそもカタカナなの?ひらがなの?
長男(14)も次男(10)もワンチャンネイティブすぴーかーで「ワンチャンなんとか」とかよく言う。真似して使ってみたところ「ちょっとちがう」と言われた。
さいしょに聞いたときは犬のことかと思って息子たちに言ったら、クスクスクスっと笑われてしまい、あっわたしはとうとうワカモノについていけない年齢になってしまったのかしら。と口に手をあてて、ハッとなった気分。

テレビで同じ歳の人を見ると「ずいぶんベテラン感でてるなぁ」なんて他人事のように見てしまうけど、あとから自分も同じ年齢なんだったと思うと、さぞびっくりしてしまうことがある。
「若い人にはついていけないねェ」とむかし言っていた祖母のことばも思い出し、じぶんも急におばあちゃんになった気分。ハウルのソフィーみたいに。うわーん。ワンチャンかなしい(ちがうか?)


1週間ありがとうございます。
おわります。

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