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コンビニの駐車場で、フランク食ってやっと泣く

1週間分の日記をまとめました。
どうぞよろしくおねがいします。


♢♢♢♢♢


値引きシール(月)

夕方、冷蔵庫のドアをぐいんと開けると、値引きシールが貼られているもので賑わっていて、あらま。と思った。30%引き。半額。半額。20%引き。家計簿を見せられるよりも我が家の経済状況が伝わりやすいなぁ。とじわっと感心してしまう。その値引きされた数十円で家計を助けるゾというよりかは、スーパーの売り場の価格表示にこころをきゅっとつねられて、紅く痕が残らぬよう、きもちを納得させている。という感じです。ピ、ピーーンチ。



ココア(火)
朝、ホットココアをコンビニで買って、かばんにしまったのを忘れていた。半日たってホットのまま飲んであげられなかった罪悪感のいきおいで、カッとふたを開けて飲んでみたらホットココアでも、アイスココアでもなく、コールドココアになってました。あまっ。









半信半疑(火)
っていう言葉があるけど、わざわざ熟語にしなくても、基本的に人生いつも半信半疑なんだよ。いや、6信4疑かな。



春雨スープ(木)
「自分にもっと優しくしないと」と言われて、(わかっちゃいるけど、どうすりゃいいのぉ)ってメソメソしながら、春雨スープをズルっとすする深夜0時。とりあえず寝る前、かかとにヒビ割れクリームを塗ってみた。







コンビニの駐車場で、フランク食ってやっと泣く(金)
そうじゃないのに…と思うことがたくさんあったけど、歯向かう体力もなくて、きもちが乾燥機に入れられてボソボソに縮んだセーターみたいになる。だれに何を言われても、うぅ…と強めのボディーブローをくらった気分で、とりあえず冷凍庫なみに冷えた心臓をあたためたくてヒートテックを2枚重ねにした。

アレもコレも引き受けすぎたじぶんが悪いんだけど、吐き出し先がなくって、ただひたすら運転した。夜の運転はこういうきもちになった時と結構合う。暗いからハピネスをふりまいている人たちも見えないし、ゾンビみたいなわたしにも誰もきづかない。

地元のちっちゃい街はとてもだいすきだったけれど、いつでもどこでも知り合いだらけで、優しくて温かくてうっとおしかった。
都会で誰にも気づかれずに生きてゆくのは、とても孤独でさみしく、すがすがしい。

コンビニの駐車場に車を停めると、作業着を着たおじさんが、好きなものをつかんでカゴに入れている。夜のコンビニの入り口はつかれた人たちがワラワラと入っては、心身をねぎらうアイテムを手に入れてぴゅーっと出ていく。その繰り返しを見ていたら心地よかった。

心がギザギザなとき、感動ものでも、励まされるようなものでもなく、淡々としたものを見るに限る。「淡々」というリズムにのって、ギザギザがならされてゆくから。デコレーションケーキのクリームを細長いパレットナイフでならしてゆくみたいに。駐車場でフランク食ってやっと泣く。




1週間ありがとうございました。
おわります

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