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SIGMA発表でXマウントの広角ズームに思ったことなどの話

先日SIGMAさんから広角ズームが発表されたので、自分が気になるところの比較表を作ってみました。  とりあえず今回の発表前に自分の思うFUJIFILMの広角ズームについての所感と、発表後のSIGMAズームの所感を書いてみます。

【XF8−16㎜】
風景から星まで、携行性、予算、重量、サイズなど諸々を考慮しなけれ、ば比類なき性能を誇るレッドバッヂレンズだと思うのですが、これに手を出すのは中々勇気のいる一本だと思います。

同じレッドバッヂで比べても標準>>>>望遠>>>>>>広角くらいに普及率の違いあるんじゃないかと勝手に思っています。

ロマンを棄て、10−18〜20㎜ F2.8位に抑えて出目金回避&携行性向上を図っていた方が需要高かったのではないかと思わずにはいられません。

それかこれをもとに8㎜、10㎜、12㎜の明るい単焦点を出す予定が無かったのか気になるところです。一度はこのロマン砲を使ってみたいです。

【XF10−24㎜】
↑のロマン砲が逸脱しすぎているので、FUJIにおける広角ズームのスタンダードかこれかと思います。

手ブレ補正があるのが特徴ですが、広角なので別にそこまで必要性は無いと思います。

F4だからといって星が撮れないわけでもないので、純正ということを含めてバランスは良いレンズだと思います。

FUJIには明るい広角レンズ使いたかったら単焦点使ってねという思想があるように思いますが、F2.8だと14㎜どまりなので、8㎜ F3.5以外にももう少し広い単焦点あっても良いのではとやはり思います。

【TAMRON11-20㎜】
XF10−24㎜の焦点距離を其々縮めた分、明るくなったようなレンズで実際に使っています。

F2.8という値にはやはり魅力というか抜け出せない力があるため、絞り環、防塵防滴性能などの機構や性能の違いが気にならなければお勧めだと思います。

11㎜ F2.8のレンズでズームをすれば普段使いにも最適、以前のXマウントのラインナップからするとかなり優秀な一本だと思います。

TAMRONおきまりの謎技術により、かなり寄れるのも広角写真の幅が広がる良い点だと思いますが、インナーズームじゃなくて、広角端でレンズが伸びるのが使っていての不満といえば不満です。

【SIGMA10−18㎜】
期待の新星、
ライバルはやはりTAMRON11-20㎜だと勝手に思っています。

望遠端の狭さでは劣りますが広角端での広さによって十分過ぎる位にお釣りがあると思います。

発表された情報で一番目についたのがその軽さ、なんと260g。

軽さは正義、数ある正義の中で描写に寄らない部分でありますが、携行性の高さはそれだけ撮影機会にもつながり、成果につながります。

それで尚且つ寄れる機能性も兼ね備えているのが恐ろしいところで、ズームの回転方向を統一したい場合ネックになるくらいしか今のところネガティブなところが見当たりません。(それもまぁ自分は納得できる範疇ですが)

では表にまとめたものを↓に二枚。
※表中の塗りつぶし、黄色は優れているなと思うところ、水色はその逆。
☆印は自分が重視している項目に振っています。

重量はL、Eマウント版に比べて少ないみたいです

やはりというかXF8−16㎜の重量感はすごいですね。無限の資産があるならば構いませんが、有限の乏しい資産内で“汎用性”を求めるのであればやはり人を選ぶレンズだと思います。

SIGMAの250gは圧倒的ですが、同じSIGMAの18−50㎜ F2.8 285gと合わせても535gというのは焦点距離の繋がりも含めてX−T二桁機やX-E機と合わせることで更に活かせそうです。

絞り環の有無はFUJIユーザーの気になるところだと思うのですが、個人的にはサードパーティから出るものは別での専用開発でもないならば、仕方ないものだと割り切っています。

ズームの回転方向もまた同じくですが、自分は純正とは逆回転の方が操作しやすいので、気になるにせよそれだけで対象外というものではありません。

それにしても最短撮影距離はすごいですね。
TAMRONの謎技術を更に上回るレベルで仕上げていて、写真撮るのが楽しそうです。

サードパーティ製の広角ズームとしてはTokinaからEマウントで11−18㎜ F2.8 355gが出ておりXマウントでは出さないのかなと思っていましたが、SIGMAのレンズでタイミングを逸したかなと思います。

こんな広角ズームの投稿をしているのもTokinaのEF-Sマウント用11−20㎜ F2.8を愛用していたのがきっかけなので密かに応援はしています。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ここまで勝手な感想を書きましたが、ここからも勝手な感想を。

サードパーティ製のレンズの使用については、例えば機材のトータル予算を出来る限り抑えたいという場合や、メインの焦点距離以外のコストダウンをはかりたいという場合、また純正にはない描写に惹かれてという場合があると考えます。

しかしFUJIの広角ズームの場合、単純なトータルバランスでサードパーティが第一選択候補になるんではないかと思っています。

これも根拠がない話ですが、FUJIユーザーの方は標準〜広角域は単焦点使っているというイメージもあるので。

今回の発表によってレンズ選びが楽しく(迷う)なりました。

TAMRONでは11−20㎜、17−70㎜があり、SIGMAでは10−18㎜、18−50㎜とカメラを始めた頃は遠い存在のような気がしていた F2.8通しのズームが身近になっています。

サードパーティ製のレンズの充実はそのマウント自体の魅力、請求力にもなると思うので喜ばしいことなのですが、肝心のカメラボディのラインナップが中級機以上に偏っているというのが残念です。

もっと気軽に手軽にXマウント機が入手出来れば良いのにと思うのですが、どうなんでしょうかFUJIさん。

X−EやX−Proを求める声が多いのは公式配信でのコメントを見れば一目瞭然ですが、X−AやX−Mのようなシリーズこそ長らく欠けていた部分ではないかと思います。



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