海を延々と眺めた日
ちょいと思い立って、週末は1日屋外で過ごしていました。
わりと外で佇むのは好きなのですが、この日は名古屋港にある公園で海をひたすら眺めてきました。
名古屋港から海を眺めると大体南向きになるのですが、10時〜17時の7時間をほぼ南方向を向いていました。向日葵か。
気でも触れたのか?!と心配されるかもしれませんが、一応目的がありました。
『スナメリおらんかな?』
そう、スナメリという1.5〜2mくらいの小さいイルカの仲間が名古屋港で見かけることが出来るんです。
あわよくばその写真を撮ろうかと。
以前にも名古屋港で夜間撮影をしていた際に、“プシュ~、プシュ~”というイルカの呼吸音のような音を聞いた事があったのですが、日中に見かけたことはまだありません。
というわけでの7時間です。
7時間といっても真夏の炎天下でもないし、足元から冷える夜間でも無いため、環境的にはイージーです。
遠くの雲を眺め、船を目で追い、鳥を撮ったりと意外に時間は潰せます。
スマホもあるし、モバイルバッテリーの準備も万端、ベンチもあるので快適環境です。
今回はX−H2にXF70−300㎜と交換用にXF16-55㎜を持ってきており、これに併せてVixenの双眼鏡も持ってきました。
望遠レンズでも遠くの確認は出来ますが、ミラーレスカメラだとバッテリーを消費してしまうという欠点があります。
そんなわけで双眼鏡を使って周囲の観察をしていたのですが、双眼鏡の楽しさを改めて感じました。
電源のオンオフ無くさっと見れる簡便さと、両眼視出来る視野の広さ、立体感や明るさがカメラとは違って覗いているだけで時間が過ぎていきました。
そんなこんなで1時間程暇を潰していると、海面に黒い影がピョコッ、ピョコッと現れました。
おっ!!スナメリだ!と興奮し感激したものの呼吸の為に海面上に露出するのは背中のほんの一部であり、次に何処に出てくるかはわかりません。
残念ながら、ファーストコンタクトは撮れませんでした。
次の機会を狙うしかありません。
で、結局その次の機会がきたのは3時間後。
近くにいた外国人親子が、『イルカがいるよ!』と教えてくれました。日本語で。
有難うとお礼を返して早速チャレンジ。
欲張らず広角端で捉える作戦を決行。
水槽内のイルカを構えて撮るのとは桁違いの難易度で、ピントも合ってるんだか分からないままとりあえず撮りました。
動画で撮れば良いんじゃない?と思い、X−H2購入してから初めて動画撮影を試みましたが、“カードを入れてください”的なアナウンスが入り、動画は撮れませんでした。
どうも今使っているSDカードではダメなようです。
それか動画の設定。
結局↑のものより明確&明瞭なものは撮ることは出来ませんでしたが、割と目視が出来たので満足です。
昼あたりは曇りだったものの、夕方になると空も晴れてきて景観が良くなりました。
流石にこのまま夜間撮影に入るには時間が早いので、ここらへんで撤収となりましたが、もしかしたら次近くに出るかも?良く見れるかも?の期待で7時間経ったわけです。
たまには外でのんびり過ごすのも良いものです。