見取り図×ニューヨーク ピアス
今更ピアスを観に行った記事を書こうと思う。
何を隠そうこの公演、配信チケットの販売数が異例の1万枚超えの伝説のライブとなったのだ。
広いNGKとはいえ、客席数を絞っての販売だったので生で見れた人は限られている。
そこそこ需要はあるかもしれないので、現場で見れた数少ない人間として記憶を頼りに思い出を記事にさせて頂く。
私は東京在住の20代お笑いオタク。
社会人に与えられた特権『有給』を使い、正午過ぎ新大阪着の新幹線でゆったりと移動する。
コロナ禍、平日ということもあり新幹線は自由席でさえもガラガラ。
見栄っ張りな私は当たり前に指定席を購入。メルカリで売った原宿店限定のTシャツ分を秒で使った。
NGKや漫才劇場は何度か行っている。その分、有給も消費した。
お笑いオタクたるもの、一日中公演を観ているので劇場とホテルが近いと何かと便利。
だから毎回NGK近くのホテルを取り、朝の公演ギリギリまで寝る。
ホテルに荷物を置いたらまずいつものお店へ
和食処・居酒屋 竜田屋
心は現役乙女なので洒落たアプリで撮ったのは許して欲しい。
ここは言わずもがな吉本芸人さんが足繁く通う超有名なご飯屋さん。
店内には芸人さんの色紙がびっしり。この定食に付いてくる小鉢くらいびっしり。それくらい名の知れたお店。
味はもちろん、店を出る時の「おおきに!」の勢いが好き。
短い言葉なので凄くストレートにお礼を言われてる気分。もうたまんない。大阪最高。
話は変わって私には劇場で公演以外に密かな楽しみがある。
それはその日出演する芸人さんの『物販』の売れ行きを見ること
今日で言えば見取り図とニューヨーク。
見取り図はステッカーとボールペンが売り切れ。
「見取り図」ステッカー 品切中
だからなんだと言う話だが、何時に完売したんだろ〜、たまたま数日前に在庫切れてたのかな〜、担当者は読みが外れて悔しいだろうな〜とかあることないことあれこれ考えるのが好きだ。
そんなことを考えているうちに開場時間。
久しぶりの2階席。舞台全体が見渡せるぜ超ラッキー。
以下ネタバレを含むので見たくない方はやめておいた方がよろしくて
↓
↓
時間通りに開演。
暗転し、モニターの文字が明るく周囲を照らす。
『今まで4人がやってこなかったことに挑戦します』
『それは』
『歌とダンス』
マジかよ!!!!
リリーさんはなぁ、現世の【音】に関する才能をお母様のお腹に全て置いてきたレベルでリズム感死んでんだぞ?前世でバッハの出来立てホヤホヤの楽譜に立ちションしたとかでも割に合わないくらいのレベルでリズム感終わってんの!!
8:30~どこにいるか分からなくても1番リズムにノれていない人を見てればそれがもうご本人
そう、そんな人が歌って踊ろうとしている。
ヤバい、ニューヨークファンの方びっくりしないでね。
そして直ぐにシェイクが流れ4人が登場。
リリーさんが先陣を切って入場してきやがった。爆笑した。
室井さん聞こえるか。リリーが放たれた。どうして現場に曲が流れるんだ?
思わず織田裕二としてギバちゃんに語りかけたが舞台もといステージは続いている。
音の才能ゼロの彼は堂々と踊っているが、イントロのサイドステップだけでリズム感が死んでいるのが分かる。
そんな彼の隣には床が抜ける勢いで飛び跳ね顔でも全力で踊っている盛山さん
癖が強すぎて50年間でたどり着いた究極のアレンジダンスみたいになっている嶋佐さん
多分一番正解に近いが個性的な3人のせいで不正解になってしまっている屋敷さん
この為だけにレンタルしたらしい銀シャリさん風の衣装が4人のダンスの下手さ・面白さを引き立てている。腹抱えて笑った。
配信でもみんな踊れてなかったが、生だと全体が見えるので個性豊かな振り付けのせいでもっと踊れてなかった。
一人逆方向に進むリリーさんとか、踊れてないくせに天を仰ぐ振り付け足す嶋佐さんとか後で配信みたら全く映ってなかった。めちゃくちゃ笑ったとこなのに超ショック。
大真面目に踊っている4人と爆笑する観客。
この日のNGKには、本物のSMAPとSMAPファンの対極にいる人達しかいなかった。
当時は見取り図とニューヨークで振り付けが綺麗に違うところが多くて、忙しいからお互い別々で練習したんだな〜と思っていた
違った。
キムタクパートも単純に上手い人かと思ってた
また違った。
noteのほとんどの文字数を冒頭のシェイクにもってかれるのは勘弁して欲しいので次に進む。
一旦MCを挟み、ニューヨーク→見取り図の順で新ネタを披露。
後日M-1ツアーで見取り図の同じネタを見たが更に面白くなっていてあぁ、こうやってネタは磨かれていくんだな〜芸人さん凄いな〜と改めて思った。
そしてコーナーへ
『ショットガン!金玉キャッチ』
初っ端からコーナータイトルにキ〇タマついてた。会場にいるお客さん全員の期待を裏切った正真正銘のショットガンタッチ。ふざけているのはタイトルと金色に塗られたボールのみ。
『TRUE LOVEでひとりだけ振り返ろう』
お題が自分だと思ったらTRUE LOVEに合わせて振り返るコーナー。
ピンクのライトに照らされて髪をかきあげる盛山さんはもう藤井フミヤそのものだった。振り返ったら当たり前に違った。藤井フミヤに菓子折り持って謝罪に行かせて欲しい。
『うんこ鬼ごっこ』
今井さんがゲストで登場。全身タイツでうんこ姿の今井さんに捕まらないように逃げるコーナー。謎の提案をする嶋佐さんに素直に乗っかる4人が微笑ましかった。
余談だが公演後ホテル↔コンビニを歩いていると自転車に乗り帰路に着く今井さんが颯爽と横を通り過ぎて行ったので思わず小さく手を振ったがスルーされた。見えてなかったっぽい。うんこカブって全身タイツで追いかけるとこだった。
『全力クリティカル・ヒット』
TikTokでバズってるらしいEverybodyの動画を全力で真似るコーナー。(フランクリンが解散してたことをここで知った。)
配信に映ってなかったけどリリーさん一回目のお手本から全力で真似てた。TikTokはスラム街と比喩していた割には楽しむ見取り図。大丈夫、私もそう思う。(大偏見)(謝罪)
『ターゲットバードゴルフ!』
傘を逆さにした様なゴールにバトミントンの羽根の様な物を入れる様なそんな様なコーナー。シンプルゲーム過ぎて逆に誰も入れれてなかった。
関係ないがコーナー始まってすぐ、後ろの席に座っていたお姉様2人組が「リリーめっちゃ白ない?ホテルのタオルやん!いやキャンパスや!!」と独特な例えをしてた。
『顔で魅せろ!』
お題に沿った表情をカメラに向けてキメるコーナー。舞台のデカモニターに映った顔が4人ともちゃんとおじさん過ぎた。時の流れって残酷。
『ノーリアクション金玉吸い!』
客席歓喜のキ〇タマコーナー。
代表者のキン〇マを掃除機で吸い無表情ならOKという正真正銘のキンタ〇コーナー。
盛山さん屋敷さんが吸われて終わりと思いきや
嶋佐さん考案のキンタマ握りfeat.リリーさん。もうワケガワカラナイヨ。
舞台上で先輩のたまたまを握る金髪と素直に下半身を露出する色白。
遠目でも分かるくらい顔をしかめる色白。真剣な顔でソレを握る金髪。まさに手に汗握る戦い。
リリーさんは余裕でリアクションしてたけど盛山さん的にはゲームクリア。
と共に20時なので強制的に幕が締まり終了。ご時世。
NGK初の観客の悲鳴と喫驚の声で緞帳クローズライブ。
前代未聞のキンタマ握って終了したライブ。
配信終了後、劇場にいたお客さんだけに盛山さんから影マイクで「ほんますみません!この後ギャラリートークの配信とYouTubeライブあるのでお時間ある方ぜひ!」みたいな挨拶が。
いや〜大阪まで来た甲斐があった。
このあとの怒涛の配信祭り(ギャラリートーク→見取り図YouTubeライブ→ニューヨークYouTubeライブ)もホテルでお酒飲みながらダラダラみて、配信しすぎて話すこと無くなってる2組が面白すぎてめちゃくちゃ笑った。
近いうちにまた大阪にお邪魔したい。
ここでひとつ、なぞかけを...
大阪と掛けまして見取り図と解く。
そのこころは、どちらも今後、来たい(期待)でしょう。
おあとがよろしいようで。
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