デジタルネイティブ世代、ポストクロッシングにハマる。
こんばんは、yuuです。
私はいわゆるデジタルネイティブ世代。平成初期、90年代の生まれです。
時を同じくして「WWW(ワールドワイドウェブ)」が誕生。その後物心がついてきたころに携帯電話や家庭用パソコンといったIT技術が発展、そしてインターネットやメールなどの情報通信技術(ICT)が徐々に生活の中に浸透してきた世代なのです。
日常でそれらを実感しはじめたのは、小学校3年生ごろ。
週に2日ほど学習塾へ通って勉強に勤しんだり、草野球や鬼ごっこをして泥だらけになるまで走り回ったり…ちょうどこの頃学校でパソコンを使う授業が始まったのだと記憶しています。
普通のどこにでもいる子供だったあの頃、突然現れた「インターネット」という存在。
これが私の人生を大きく変えたと言えるでしょう。
あれからインターネットの海を漂い続けること20年余り…掲示板、個人サイト、ブログ、SNSと時代に合わせてその形を変え、今はこうしてnoteで雑文を発信し続けています。それらを通して得られる情報や交流など、今の私にとってなくてはならないものです。
このnoteを開設した当初の目的も、個人サイトやブログ全盛期の思い出やあるあるを書き連ねたい!というものでした。
話は変わりますが、私は今「ポストクロッシング(通称:ポスクロ)」というオンライン・プロジェクトに登録して、世界各国のユーザーとポストカードを送り合うことで様々な話題を通じて交流しています。
文通は、古くから親しまれてきた人と人との交流手段のひとつです。私たちが小・中学生のころには雑誌の巻末などで文通募集がありましたし…今思えば個人情報どないなっとんねんとなりますが。。
現在では誰もが容易に情報の閲覧・交換をすることが可能となり、簡単なメッセージなど、指一本でタップして一瞬で相手に届けることができます。
そんな中、ポストクロッシングを利用して手書きのはがきを何日もかけて送り合うのがとても楽しいです!
お相手の希望や好きなものに沿ったはがきを選び、今度は自分の好きなものや住んでいる場所について書いてみる。
出したはがきが相手に届いたという通知や、自分へ届く誰かからのはがきを待つ数週間、毎日そわそわと子供の頃のような気持ちで過ごしています。
しかしこのポストクロッシングもまた、情報技術の発展なくしてはここまで普及してこなかったはずです。
はがきを送ったり受け取る相手はシステムを介してランダムに知ることになりますし、届いたはがきについてもっと知りたいと思った時、インターネットでその国について調べたり、ウェブやアプリでの翻訳をはじめとした最新の技術を利用することで深く探求していくことができます。皆さんもご存じのGoogleレンズなどはその最たる例で、カメラをかざすだけで対象をダイレクトに検索したり、世界中のあらゆる言語を翻訳することが可能です。
どうしても読めない筆記体の文章だったりわからない単語が出現すると、ついついGoogleレンズに頼ってしまうのですが…その精度はなかなかのもの。
達筆な筆記体、あるいは独特の癖字や崩し字であってもほぼ正確に訳してくれます。これは本当にすごいです。
私がポスクロを始めるにあたって一番不安だったのはやはり言語の面。しかしこういった最新の便利なツールを活用することで程なく解消されました。書く・読む・調べる時間がそれぞれ格段に増え、新たな知識を日々吸収していくことが本当に楽しいですし、QOLも確実に上昇中です!
以前、はがきに写る建物が気になり、翻訳とGoogleレンズを使って一体どういう建物なのかを深堀りしてみました。
その建物の歴史や、周辺の住民にとって重要な「給水塔」であったことがわかるなど、ポスクロをやっていなかったら知り得なかったことを知れたことが嬉しく、そして時間をかけて調べたおかげでしっかりとインプットされました。
これらを踏まえ…時代に逆行しているように思えて実はそうでなく、むしろ未来的な、新たな文通・そして学習のかたちを見出せているのではないか?などと考えてしまうのです。
ツールに頼らずにすらすらと読める・書けるのが一番いいのかもしれませんが、まず「やってみよう」と興味を持ち、更に先の学びに繋げていけるかどうかが大事だと私は思います。
情報の取捨選択の難しさは大なり小なりもちろんありますが…日常の中での学習に活用できる技術がここまで発展したことはとても喜ばしいです。
顔の見えない誰かと一瞬にしてつながることができる時代にあえて何日もかけ、海を越えてはがきを送る…
情報技術を駆使し、届いたはがきについて学ぶことでより深い交流を生み出すことができる…
アナログとデジタルの良いところを兼ね備えているとも言えるポストクロッシング、道理でこの時代に身を委ねてきた自分がハマるわけだ…などと思ったりする、ギリギリデジタルネイティブ世代なのでした。
今回のお話のおわりに、ポストクロッシングは…
「ポストカードが好き・集めたい」
「文通や言語に興味がある」
という方にはもちろんのこと、
「様々な国について知ってみたい」
「知らなかったことをとことん調べるのが好き」
と言った探究心をお持ちの方に、ぜひおすすめしたいプロジェクトです📮
もしも日本語以外の言語を扱うのが不安…という場合、翻訳ツールやアプリなどの最新の情報技術の助けを借りてやってみるというのはかなりアリ。ポストカードを書くこと・受け取ることを通じて、様々な知識を得られること間違いなしです。
それらを使いこなし、あなたも楽しいポスクロライフを送ってみませんか?
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた!