過去・現在・未来をどう見るか
大野:人の成長ってさ、階段を登るみたいな直線的なものじゃなくて、突然変異的な進化というか、いきなり高い位置にワープするイメージの成長論が正しいと思ってて。出版ってワープを起こすトリガーの役割だと思うんだよね。
木村:あー、なるほどね。おれも出版の関係でいきなりスタンフォード大学に呼ばれたりしたけど、あれもワープだもんな。
詳しくは『計画的偶発生を狙え!バタフライ出版』をどうぞ
大野:才能と才能ががっちゃんこしてぶつかりあって、一気にバンって上がるというか。出版っていう実績が起きて、ファンがついて、なんかワンランク上がるよね。地道な活動も大事だけど。いや、出版も十分すぎるくらい地道ではあるんだけど(笑)
木村:めっっっっっっっっちゃ地道だよ。笑。あと一冊作ると、長期的に使い続けられる資産になるのもいいところかな。
大野:これからの時代、お金儲けの才能って、才能として重要性が下がっていくと思っててさ。お金の価値がどんどん下がっていく中でさ、昔だったら貝殻拾い職人って大事だったけど、今って別にいらないじゃん。お金だけ集めても意味なくなっちゃうじゃんって思ってる。
木村:単純なお金を稼ぐ能力よりも、いつでも好きなだけ借金ができる能力とか、お金を払いたいと思われるものを作る能力のほうが大事になってる気はするよね。現代はコンテンツ is キングの時代だよ。
大野:いま貯金で500万円あったとしても、何かおっきいことやろうと思ったときに全然足りないんだよね。会社作る、事業起こすって考えたときにさ。結局のところほんの少しのお金を持ってる安心感なんて意味ないと思うんだよね。
木村:なんかね、お金とか評価に追いつかれてはいけないとは思うよね。
大野:追いつかれてはいけないシリーズ(笑)
過去のブログに『『自分だけの感覚』が言語化能力に追いつかれてはいけない。』というものがありました。
木村:評価とかお金とかって、自分がやったことに対して行われるものじゃない。で、どこかの時点で新たな挑戦を辞めてしまうと、そこに留まることになるから、評価に自分が追いつかれてしまうイメージ。
大野:うんうん。
木村:過去に作ったものが評価されることはあるけど、世間から評価される頃にはすでに新しいを始めてて、『昔はそんなこともやったけどそれは過去だから今はもう関係ないよ。』みたいな、前に前に行くみたいのは大事だよね。
大野:アップデートされない人たち、過去の栄光にすがってる人たちって、見てて違和感があるよね。「過去にこんなことしました!」って言う暇があったら、新しいことしたらいいんじゃないって思う。
木村:「いまこんなことやってます!」のほうが面白いよね。なにか発言するための根拠として「おれは昔こんなことやっててこんな経験があって…」って過去の話を紹介するのはあるかもしれないけど。過去のことを話すためにその話をするのはなんていうか、感覚がずれるというか。
大野:おれは昔ワルだったみたいなのと同じ構造してるよね笑
木村:お前の絶頂期は昔すぎないか、、、!!みたいな。笑笑。まあそういうのもあって、考え方を進化させるとか、やってることを変化させるのは重要だよなって。
大野:そうね。単純に変化しないってつまんないって思うのあるけどね。
木村:あと考えだけじゃなくて、物理的にどれだけ移動しているか、どれだけ色んな場所にいったことがあるか、総移動距離はどれくらいかって大事だと思うんだよね。外的に、肉体的に移動してないと、内的な変化って起こりにくいと思うんだ。
過去・現在・未来をどう見る?
大野:木村くんって何かを考えるとき、現在、未来、過去で言うとどこにフォーカスしてる?
木村:えーー、なんか急に哲学的じゃない!?笑
大野:おれは結構未来型で、お昼ご飯食べてるときでも晩ごはんのこと考えてるみたいな感じなんだけど。笑。逆にそれが病的過ぎて、あんまり今を楽しめないのがあるくらい。笑。美術館とか自分でイベントを企画してるけど、当日はなにも感じなかったりとか。あんまり今に対する感動が少ないんだよね。
木村:えーとそうだな。全部考えてるけど、考えるときは未来から今に向かうベクトルで考える。これからどういう風に進んでいくだろう、とか、どういう風に進めたいかなとか。で、未来を考えるために、過去のことも考えてるかな。
大野:ほうほう。
木村:考えるテーマに合わせて、今までの個人的な経験とか価値観を探ったり、日本文化とかも含めてもっと大きい流れとしての過去からの流れを考えたり。そういうところも含めた上で、未来のことを考えてる。そしてこういう方向に行きたいな、っていう流れを考えてから、遡って今を考える。
大野:合わせ技系だね。笑
木村:流れが見えたとしても、じゃあ実際に行動しましょう!ってなると一歩目を考えなきゃいけないじゃない。山頂とか方向は見えたとしても、実際の歩みとしては一歩一歩進むしかないから。結局は『今』で考えなきゃいけない。そこはおれは器用に使い分けてるかもしれない。
大野:鳥の目虫の目木村の目的な。笑
木村:実際のおれはだいぶ近眼だから視力は悪いんだけど。笑。未来こうなったらいいなはあるけど、それをするにはドラえもんがいないといけませんみたいなファンタジー語ってても仕方ないからさ。
大野:そりゃそうだね。その手のワークショップ多いけどね。笑
木村:その未来に辿りつくために今できることってなんだっていう、リアリティと自分を接続しないといけないから、そこは割と考えるかな。
お知らせ
9月30日(日)15:00〜18:00にAI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座第を渋谷で開催します。
詳細はこちら👉 https://aipublish5.peatix.com/
【イベント概要】
AI時代の出版ゼミ 『つくる人の武器』としての出版講座
AI時代に力を持つのは、自らの感性、美学、哲学を技術を駆使して形にする “つくり出す人” です。
データやルールがあるものや、そこから導き出せる『正解があるもの』はAIに任せればいい。データやルールのない『感性を元にした、正解のないものをつくり出す人』が活躍していくこれからの時代。
そんな時代に活躍する、アーティスト、デザイナー、パフォーマー、カメラマン。はたまた、料理人やパティシエ、ライターや作家、映画監督に作曲家。そんなアイディアと技術を駆使して『つくる人』たちにとって『著書』は武器になります。
そんなAI時代に向けて、『つくる人の武器』としての出版講座を開催します。
例えばアーティストなら作品の説明や制作過程をまとめた著書をポートフォリできるのはもちろん、展覧会のグッズとして販売したり、それらをテキストに初心者向けの絵描き講座をすることもできる。
例えばパフォーマーなら自分のパフォーマンス動画を電子書籍にリンクさせて、
写真と動画と文章で作品を紹介することもできる。
しかもアマゾンの自己出版サービスを使えば、スマホだけで電子書籍もペーパーブックも出版することができる。どちらも1冊から販売できるから、何冊以上売らないといけないというノルマもなければ、初期費用も無料でリスクもありません。
ゼミ中には目次作りのノウハウを教えるだけでなく、どのような切り口で本にすればヒットする内容になるかの個別相談を行います。同じく出版に向けて努力するクリエイターの仲間ができるのも大きな魅力です。
■対象人物
・『つくり出すこと』をしているすべての社会人、学生
・独自の技術や作品を持つクリエイター
・自分のノウハウを体系化させたい人
・電子書籍やペーパーブックで出版したい人
・ニッチな言語や技術を極めている人(初回ではアラビア語の詩集の出版を目指している方も来ました)
■場所
くるくる Global Hub
(JR渋谷駅から徒歩5分 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目13−5)
■日時
9月30日(日)15:00〜18:00
■料金
・一般5,000円 / 学生3,000円
・【一芸払い】一般3,000円 / 学生2,000円
※一芸払いとは:AI時代の出版ゼミでは、アーティスト・デザイナー・クリエイター・ダンサー・カメラマン・パティシエ・ライターなど、何かを『つくりり出す』人を応援しています。そのような人向けに、料金の一部をそれぞれの『一芸』で支払うコースを用意しました。アーティストの方でしたら作品1点を参加費の代わりに提供いただき、パフォーマーの方はゼミの休憩時間でパフォーマンスを披露していただき、カメラマンの方でしたらゼミ中の撮影をしていただくなど、その方の『一芸』を提供していただくことで、参加費の一部とするコースです。
詳細はコチラ 『一芸払い、始まる』
■お申込み方法
peatixにてチケットをお申し込みください。
詳細はこちら👉 https://aipublish5.peatix.com/
※Facebookで参加ボタンを押すだけではお申し込みにはなりません。
https://www.facebook.com/events/268853843737773/
参考note記事
・アーティストよ筆を取れ。出版は爆発だ。
・スマホがあれば出版できる
・10冊売れると10.000円。電子書籍の印税の話